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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第3章 ノースウエスト大陸編

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ep21-6 ナギとミア

挿絵(By みてみん)

(GEMINIにより生成したAI画像です。)

エルのところへに行く途中、ミアは、ナギに

声を掛けた。


「お前さ、あれでいいのか?」

とミアが言うと、


「あれってグレン君のこと?」

ミアが頷くと、

「先生が待っててくれって言ったから

 私はそれを信じるだけ…グレン君もいると

 楽しいよ。」

と、ナギは笑顔で応えた。


「あいつは、グレンじゃない。

 お前は、それでいいのか?」

ミアは、ナギの肩を持って揺さぶる様に言った。


ナギは頸を振り、

「先生も、グレン君も、根っこは一緒。

 いつか…一つになるはずだから。」

と少し陰のある表情で言った。


「私は、納得しない。あんな奴グレン

 じゃない。」

と、ミアは走ってエル達のところに行った。


エルの話は明朝に、センターレイクに向けて出発

するという話と、センターレイクに着いたら

即、人外との戦闘になる可能性が高いので

各人、準備する様にとの事だった。


「う、う〜ん。おっ、気絶してたのか?」

ゼノンは頭を振って、立ち上がった。

「やっぱり、グレンはグレンだな。何にも

 変わらねぇ。」

と、にやけて立ち上がった。


ゼノンはグレンを見つけて、いきなり、肩を組んで

「やっぱり、お前って凄いやつだ。」

と言った。


グレンはちょっとびっくりした様子だったが、

「じゃ、なんか飲みながら話す?」


ゼノンが指差して、

「お前、生き返って性格良くなったじゃないか!

 飲もう、飲もう。」

と、2人で酒樽の近くに座り込んで、

飲み始めた。


「そっか〜ミスト様に訓練を受けてスモールレイク

 の戦いは何となく体得したんだな。

 じゃ、問題ないな。」

と、ゼノンは上機嫌に笑った。


グレンも笑って、ゼノンが楽天的で助かるなと

つくづく思った。

「ゼノンが親友だったのがわかる気がしてきたよ、

 ゼノンといると気が休まる気がする。」


「ハハハハ。あんまり、褒めるなよ。

 調子に乗っちまうからな、俺は。」


その2人の様子を見つけたミアが血相を変えて、

やってきた。

「ゼノン!なんでそんな奴と打ち解けてるの!

 そいつは私達のグレンじゃないのよ!?」


もう完全に出来上がっているゼノンは、

「うん?そうだよ、お前達のグレンじゃない

 俺達のグレンだ、なぁグレン?」

と言ってグレンと肩を組んで、騒ぎ始めた。


ミアは頬をピクつかせて、怒りが頂点に

達したのだろう、ゼノンを思いっ切り

叩いたつもりが、グレンに当たってしまった。


「気が済んだかな?最初からそうすれば

 良かったかも。」

と、ミアの頭をポンポンと叩いた。


ミアはボロボロ泣き出して、

「やっぱり、グレンなんだね。」

と言って抱きついて号泣した。


今度は、その光景を見たナギが走って

近づいてきて、

「な、なにしてんの!私のグレン君に

 触らないで!」


「いつからアンタのものになったのよ!」

と、ナギを突き飛ばした。


ナギは、突き飛ばされて、地面に叩きつけ

られたが、直ぐに立ち上がってミアに

飛び掛かり、ミアの髪を引っ張って

グレンから引き離そうとした。


「や、やめろ!この、糞バカ女!」

「いいから、グレン君から離れろ!」

取っ組み合いの喧嘩になってしまった。


ノアとツイストがグレンに会いに来たところに、

2人が取っ組み合いの喧嘩をしていたので、

慌てて止めに入った。


「なにやってんの!?ナギ。」

「あいつが、私のグレン君に抱きついてからだ!」


ツイストは、頭が痛くなってきた。

「少しくらいいいんじゃない?」

「いいわけ無いだろ!」

と、真顔でナギに怒られた。


「ミアさんも、喧嘩なんかやめてくださいよ。」

と、ノアがミアを落ち着かせようとするが、

「あいつが、グレンを私物化しようとする

 からだ。」


喧嘩している2人の間を通って、

キサラが現れ、グレンに話しかけてきた。

「相変わらず、人気者だな。」


「あ、キサラさんですね、キールさんがあんまり

 無理しないようにって、言ってました。」


キサラは少し、顔を赤らめて

「そんな話をするのは、卑怯だ。

 次の戦闘では期待していいな?」


「はい。頑張ります。」

と、グレンは笑って応えた。


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