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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep18-2 王城都市ガルタ

バタバタ。

「あれ?バレました?」

と、ツイスト。


「全く、覗き見とは性格が悪い。」

カインが地下からヒョイと顔を出した。


「そうです。ツイストさん良くないですよ。」

ニヤニヤしながらディーも出てきた。


「草葉の陰で、シープ殿も泣いてますよ。」

と言いながら、ヘイズが出てきた。


「え?え? 皆さん寝たはずでは?」

と、リンクがドギマギした態度で言った。

「ま、心配で起きていたんだろ。」

と、グレンが頭を掻きながら言った。


ディーが、ちょっと怒った口調で、

カインに注文をつけた。

「大体、カイン君はリンクに甘すぎなんじゃ

 ないですか?

 リンクも戦った方が自信になると思い

 ます。」


カインは、苦虫を噛み潰したような苦い顔で、

「最近、僕を君付けして呼ぶ輩がいるが止めて

 貰いたい。」

と、ちょっと怒り気味で言った。


「私はハードルかさがって親しみやすいと、

 思ったが…。」

と、リンクが言うと、カインが驚きの表情で、


「親しみ…。

 ま、リンクが言うのも一理あるかも

 しれない。」

と、カインが顔を赤くして言った。


ヘイズがモニタを見ながら難しい顔を

している。

 

ツイストが、

「どうかしたんですか?」

と言ってヘイズのモニタに目を向けた。


「え?マジですか?」

「見ちゃったね?暫く黙っておいてね。」

と、ヘイズは顔の前に1本指を立てて言った。


グレンは、全員に声を掛けてねる様に促した。

「はいはい。ふざけてないで早く寝て、

 明日は朝から王城都市に向うんだからな。」


全員、寝床に戻って行った。

カインは、寝床に戻ると、布団を被りながら

「リンクは、本当に僕のことをカイン君と

 呼んでくれるんだろうか?」


ヘイズは寝室に入ると、

「あ〜あ。片思いだったら…な。

 両思いなんてな、エル、また怒るだろうな。」

と、ボヤきながら寝床に入った。


朝、グレンが周囲を見廻っていると、

レムが何やら作業をしていた。

「早いな。なにやってたんだ。」


「ゴミムシには関係ないことだ。」

(ゴミムシって。)

 

グレンは苦笑いしながら、

「そんなこと言わずに教えてくれよ、

 大事なことをしてたんだろ。」


レムは横目でチラっと一瞥し、

「偵察したデータの収集だ」

「それってガルタのことだろう?

 どうだったか教えてくれないか?」


解析されたデータではないことを前提に

レムは俺にデータを見せてくれた。


王城都市ガルタは、人外のエリアと人の

エリアが完全に分かれていて、

人外は完全に人にコントロールされている

様に見えた。


貧富の差は厳しく、偵察機が持ち帰った

映像にはスラム層の親子が人外の餌に

されているものもあった。


人々の暮らし振りは、悪いようには見えないが

軍隊の力の強さに映像の端々に見て取れた。


「う〜ん。スモールレイクとはだいぶ違うし、

 ま、仲良くやれそうな感じはしないね。

 恐らく聖域とも繋がってるだろし、

 しかし…」

 と、グレンが感想を言うと、


「しかし?」

レムがグレンを睨みつけた。


「なんというか、脅威は感じないな。」


「それは、地下に秘密があるようじゃ。」

と、レムが言った。

「秘密?」

「それについてはカインと話さないと

 喋るわけにはいかない」


グレンは頷いて、

「わかった。喋れる時になったら

 教えてくれ。」

と言ってグレンは去って行った。


レムはデータを持って、カインの寝床に

向かった。


「カイン、カイン。」

カインは眠そうな顔で起き上がった。

「なんだ、レムか?どうした?」

レムは、偵察機から取り出したデータを

カインに渡した。

「偵察機から偵察データを持ってきた。」


カインは、データを端末に読み込ませながら

レムに聞いた。

「なにか気になることは?」

「地下に何かを隠してる。」

と、レムが深刻そうに言った。


カインはレムの表情を見て何かを感じ取った。

「それは、心当たりがあるということか?」

レムは頷いて、

「精霊が闇落ちしたときの反応と同じだ。」

  

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