表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

136/167

ep17-8 ジッタ軍の動揺

ヘイズの攻撃により、ジッタ軍に動揺が

広がっていた。


ジッタにも報告が上がって来ていた。

「前線が攻撃を受けています。

 総崩れとの情報です。」


ジッタは、報告をした兵士を殴りつけた。

「なんで総崩れなんだ!敵はたった3人だぞ。」


「状況はわかりませんが、黒い雨が突然

 ふり注いでバタバタ倒れ始めたと…。」


ジッタは、また兵士を殴りつけ、

「そんな、世迷い言を言うな!

 神じゃないんだ、必ず仕掛けがある、

 それを叩け!」


バタバタ倒れた兵士をディーが異空間に

放り込んていく。


ツイストが、それを見ながら

「俺の出番なんかないじゃないですか?

 ハハハ。」


ヘイズが頸を振って、

「はい。敵が浮足立っている今、どんどん

 切り込んで行くんですよ!」


ツイストは、慌てて第二陣に向けて突入

して行った。


ミントは、戦況を獣人部隊の各人の目を

通してモニタしているが、

「想像以上の劣勢だな…。前方の精鋭部隊は

どうだ?」


『半分が即時壊滅、半分が浮足立って戦闘

 準備出来てないまま、敵が単独で突入

 してきました。』


「単独?流石に無茶だろ?」


『い、いやあれは…飛翔族?』


獣人部隊がみたのは、ツイストが完全体となり、

上空高く舞い上がり、左手腕を高らかに

振り上げた瞬間だった。


ツイストの左腕の鉤爪の攻撃で、瞬時に

後方精鋭部隊は八つ裂きにされ、周囲は

血の海とかしていた。


ツイストは、獣人部隊を無視して中段の

重機部隊と戦闘を始めた。


ミントはツイストの破壊力を見て、

「敵さんヤバいヤツいるな…ジッタ、早く

 獣人部隊を動かさないと死ぬぞ。」


グレン達は、大回りをしてジッタの背後まで

周り込んでいた。


「先生、ツイストの奴やりたい放題

 ですね(汗)」

と、ナギはため息をついた。


グレンは、苦笑いして

「ま、作戦自体は大成功だけどね」

と言った。


ジッタは、足がガタガタ震えてどうしようも

なくなっていた。

「な、何なんだあの化け物は!」


ツイストが上空から戦車隊を壊滅状態にし、

ジワジワとジッタの本陣に近づいて来た。


「ジッタ様、もうダメです。

 退避しましょう、我等の力ではどうにも

 なりません。」


ジッタは頸を振って、側近を殴りつけ、

踏みつけた。

「馬鹿者!!我等に逃げる場所なんかない!

 勝つしかないんじゃ!」


その時、不意にジッタの後ろにある鋼鉄製の

本陣の囲いが真っ二つに切り裂かれた。


グレンが鬼神の様な表情で、

「貴様か、親玉は!?」

グレンの長剣が唸りを上げ、ジッタを切裂いた。


そこからは蜘蛛の子を散らすように、ジッタ兵は

敗走して戦場から消えた。


獣人兵達は、その場に立ち尽くし、途方に

くれていた。


「お前等、逃げるぞ。帰還だ。」

と、側近に声を掛けられ止むなく帰還する

ことになった。


『ミント様、良かったのでしょうか?

 こんなことで。』


「良い。こちらの手のうちは明かさず、

 相手の戦力がわかったのだ、良しとしよう。」


カーチスは、ため息を一つついて、

「やはり、ダメだったか。」

「はい。しかし、半日も持たないとは…

 驚きです。」


カーチスは、天井を見上げながら

「新たな柱が必要だな。」

側近は、緊急して、カーチスの言葉を待った。


「ハスはどうだ。」

側近は、頸を振って

「奴は、反逆罪で岬の牢獄に収監中です、

 危険です。」


「ハハハ!!お前はだから無能なのだ!

 危ないものを制御してこそ、聖域の皇帝だ!

 父はそれができないから、皇帝から滑落

 したのだ。しかし、私は違う。」


側近は、震えながら、

「しかし、収監したのは、前皇帝様。

 私達には、釈放すらままなりません。」


カーチスは笑いながら、

「では、本人に再びやらせれば良い。」


側近は、頭を下げ、

「は、わかりました。」


バタバタ。

「ネ、ネルガル様大変です!!

 皇帝陛下から…。」


ネルガルは鼻を鳴らして、ため息をついた。

「ふん。どうせ、また無理難題だろう。

 で、なんだ。」


「岬の牢獄のハスを釈放せよと。」


ネルガルは奥歯をかみしめて、

「馬鹿が。」


「その上、これを渡せと。」


「な…。新しい柱だと。あいつ…どこまで

 愚かなやつなんだ。」


ネルガルは、立ち上がり

「準備をしろ、岬の牢獄に向う。」

と言って表情が一層、厳しい表情に変わった。


ここまで読んで頂いた方、本当にありがとう

ございます。

来週はグレン達が王都ガルタに入ります。

それと新たな柱のハスの釈放…。

第二部がいよいよクラマックスに入って行きます。

御期待下さい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ