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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep17-7 前哨戦開始

空中都市を出発した、グレン達は出発から

数kmの地点で揉めていた。


「だから、見えるんだって言ってるだろ!

 大群がいるんだよ。」

と、ツイストが大騒ぎしている。


「うるさい!わかったから喚くな。

 あと5分もあれば、お前が嘘つきかどうかが

 分かる。」

と、カインがツイストを睨んで言った。


「よし、受信来た。」

とカインが見たモニタ映像には、とてつも

ないくらいの軍勢がひしめき合っていた。


ところどころに黄色に黒の十字の旗が

立っている。


「なんですかね?あの旗?」


リンクが顔を引き攣らせて呟いた。

「黄色に黒十字はジッタ軍だ…

 ついに聖域4柱が動いたのか。」


リンクがカインの近くにより、モニタを凝視

すると、カインは静かにリンクの横顔を

見ていた。


そんな時、カインの通信機が鳴り響いた、

リーン♪リーン♪


「はい。わかりました。

 お父様、お母様から緊急の要件が

 あるそうです。」


ヘイズは露骨に嫌な顔をして、

「え?どうしても?」

「はい。緊急なので。」


ヘイズは渋々、通信機を受け取った。

「はい。なんでしょうか?」

「どういうことだ!」

「なにがですか?」

「カインの数値がおかしい…キサラと同じだ。」


ヘイズは横目でカインを見ると、

モニタの説明を丁寧にリンクにしている。

なるほど!


「状況は理解出来ました。いやぁ~若い人は

知らないうちに進むのでおじさんには

なかなか把握が難しいね」

と、笑ってごまかしたが、それがかえって

エルの怒りの炎に油を注いでしまった。


「お前!私の最大級の拷問を受けたいのか、

私がどれだけカインを大事に育てたと

思っているんだ!!」


ナギとグレンはヘイズの仕草を見て、

「エル、相当怒ってるみたいですね?先生。」

「なんだろうね、嫌な予感しかしないけどね」

と、グレンは苦笑いした。


「大体誰なんだ相手はいないだろ!」

ヘイズは言いづらそうに、

「あ〜。憶えてるかな、出発直前で仲間に

した子。リンクとタウ。」


「海賊とエルフの子だろ。憶えてるが…

 エルフは男で、海賊は…!

 冗談はやめてくれ。」


「ま、なりゆきに任せよう。モニタは常に

 しておくよ。じゃ。」

プチ。

ヘイズは有無言わさず、通信を切った。


「あ〜。ゴメン、ゴメン。大した話じゃ

 なかったよ。」

と見え透いたウソを言ってみんなの輪に

戻っていた。


カインがモニタを見ながら、喋り始めた。

「今回の戦いは人外ではなく人です。

 今までの戦いと違います、どうしますか?」


「出来れば最小の犠牲で済ませたい。」

と、グレンが言った。


ツイストが、

「そうですよね?こんなの全員なんか倒せる

 はずないですよ。」

と半笑いで言った。


ナギがニッコリ笑って、

「陽動作戦で行きましょ。」


ツイストがピクっと反応し、

「え?俺?…オトリ?1人で?」


ナギはにこやかに、

「ヘイズとリンクとディーもいるわ。」


カインが慌てて、

「リンクは女の子だ、囮なんて危険だ。」


ディーとナギは顔を見合わせて、

(私達も、女の子ですけど…。)


「はい、はい。リンクはカイン君を

 守っててね。」


ということで、ツイスト、ヘイズ、ディーを

囮とした陽動作戦が始まった。


ツイスト達が移動していくと、最前線の兵と

遭遇した。


ヘイズが2人に指示を伝える。

「まず、私が毒でダメージを与えるので、

 ツイストは切り込んで下さい…ディーは、」

「わたしは、負傷兵を異空間に閉じ込めます。」


「はい。それで行きましょう。」


ヘイズが1人ジッタ軍の精鋭部隊の真正面

に立ち、両手に紫の玉のようなものを

作り出し、上空高く放り投げた。


すると、真っ黒な雨が降り注ぎ、ジッタの兵士

がバタバタ倒れていった。


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