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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep17-2 ツイストの想い

「先生、私達って宿屋に泊めてもらえるん

 でしょうか?」

ナギが不安そうに言うと、グレンは、

「ま、普通に考えれば、罪人みたいなもん

 だから難しいかもな。」


先行して、宿屋の様子をみているディーが

こちらに走って来た。

「なんかしらないですけど、簡単に

 取れましたよ、しかも結構いい部屋で

 安いんですよ。」


以外なこともあるもんだ。

俺は、ツイストを見て、

「ま、コイツを早いとこ寝かせないとな。」

と言って宿に急いだ。


宿に着くと、ツイストをベッドに放り投げて、

カインとこの後のことを相談した。


「連れ去られた国民達が行った強制施設は

 どの辺なのかわかるのか?」


カインは頸を振って、

「詳しいことはわからないが、

 この先200km 先に大きな街があるみたいだ。

 たぶん、この大陸の王城と首都だろう。」


グレンは頷いて、

「まずは、そこを目指すということか。」

カインも頷いた。


「う〜ん。え!どこ!」

ツイストが、起きた様だ。

「起きたか、ツイスト。」


「あ、グレンさん。あれからどうなった

 んですか?」


グレンは、ツイストの目を見ながら

「どこまで憶えているんだ?」

と聞いた。


ツイストはグレンに疑いの目で、

「どういうことですか?王の前に連れて

 行かれて気絶したんじゃないですか?」

と、グレンに詰め寄った。


グレンは、頸を振って

「それは偽りの記憶だな。王がお前にあることを言って、お前は激怒したんだ。」


カインがグレンの袖を引っ張って、

「こんなところで、あいつに出てこられても

 困ります。

 止めてください。」


ツイストはまだ考え込んでいた。

「う〜ん、う〜ん。怒るか…何で怒ったん

 だろう?すみません、なんかヒント

 ないですか?」


グレンはにやっと笑い、

「いや、すまん。忘れてくれ。

 色々あって、解放されて今は自由の身だ。」


「…。そうなんですか、」


コン、コン。

「来ましたよ。」

ノックと同時にナギとディーが勢いよく

入ってきた。


カインは嫌そうな顔をして、

「ノックすりゃいいってもんじゃないだろ、

 スモールレイクの王室の教育は

 どうなってるんだか。」


ピキッ。

ナギが上から指差して、

「そうね、王に対してそんな口のきき方を

 教育した両親の顔が見てみたいわね!」


ヘイズが深々と頭を下げ、

「全く我々の不徳の致すところで申し訳

 ありません。」


「ま、その辺にしときなよ。両方とも。」


仲裁に入ったのが、グレンではなくツイスト

だったことがナギの怒りに油を注いだ

様だった。


「あ?なんだ、マザコン、起きたのか?」

グレンは思わず顔を押さえた。

(ナギ…言い方。)


「ま、マザコン?それはちょっと酷いん

 じゃないの?」

ナギは、ツイストを指差し、

「お前とお前の母親のせいで大変だった

 んだからな!」


ツイストは、首をひねってナギに聞いた。

「百歩譲って、僕がなにかをしてもなんで

 母さんがみんなに迷惑をかけるんだい?

 それはおかしいだろう?」


「うっさいのよ!!あんたとアンタの

 母さんが迷惑をかけた事実は明白なの!」


ナギの強引なやり取りに半笑いしながら、

カインが、グレンに

「これ?見せてもいいか?」

と言って謁見の間の映像をチラつかせた。


グレンはため息をついて、

「仕方ない、見せてやってくれ。」


ツイストは食い入るように、モニタ映像を見た。

「か、母さん。…。」


ツイストは、時折涙を拭いながら映像を

見ていた。


「グレンさん!俺、頑張らないと…

 心配で出て来ちゃったんですね?

 申し訳なかったです。」


なるほど…。そういう考え方もあるか。

「そうだな、しっかりしないとな。」

と、グレンはツイストの肩を叩いた。


カインが手を挙げて、

「あ〜、言い忘れてた、ことが

 あるんだが…」

というと、みんなの視点がカインに集中した。


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