表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

129/158

ep17-1 母の影

【毎週金曜日午前中定期更新】

【8話分連続投稿実施中】


1週間のご無沙汰です。


いつも通り、8話に分けてを10分毎に投稿

しています。


もし良かったら、評価、感想、

ブックマーク、リアクション等

頂けるとこれからの励みになりますので

よろしくお願いします。


リアクションしていただけると、話の

評価がわかりやすいのでリアクション

していただけるとありがたいです。


活動報告も毎週投稿していますのでそちら

も見ていただけると嬉しいです。

グレンは王を指差して、

「逃げろって言っているだろ!!

 死にたいのか!」


王は静かに手を挙げて言った。

「若い剣士よ。慌てるな。」


王は杖を翳し、

「我等を残し、全員退避せよ。王命である。」


すると、謁見の間にいた兵士たちは退避して

王と王子と我等だけになった。


「母さんは化け物じゃないんだ!」

ツイストは顔つきが港町の時と同じに

なっている。


ツイストの体が震えだし、背中から翼が生え

右手は剣に左手は鉤爪になり、

大きく羽ばたいて上空から眼光鋭く王を

凝視する。


「王よ!久しいな。」

王は、少しツイストに気圧された感じだ。


しかし、どういうことだろう知り合いなのか?

ヘイズが俺に耳打ちしてきた。

(実はあの姿間違いなく、ツイストの母です。

おそらくは、ここの種族の王家の血筋かと。)


「お前には会いたくなかったがな?」

王はポツリと呟いた。


「そうか、奇遇だな。私もだ、今息の根を

 止めてやろう。」


ツイストは、左手を大きく振りかぶり鉤爪を

振るおうとした瞬間、

カキン☆


グレンが剣で鉤爪を止めた。

「戦う相手が違うのではないか?」


カインがモニタを見せて、

「アンタのダンナの最期のメッセージだ。」


キサラが記録したメッセージをカインが

ツイストに見せると、左手腕を下ろし、

下を向い大人しくなった。


王が眉を顰めて、

「お前が、その様な顔をしたのをみるのは

 初めてだな。」

と言って不思議そうにツイストを見た。


「そうか…あいつ

 が死んだか。バカな奴だ、

 私が天国に行けるわけがないのにな…

 さ、最期までバカなんだから…」

 そこで膝から崩れ、大粒の涙を流した。


グレンがツイスト(母)の肩に手を置き、

「お前は何がしたいんだ?

 ツイストはもうオレたちの立派は戦力だ、

 お前が心配することはないはずだ。」


ツイスト(母)は、頸を振って

「何もない。ツイストが完全覚醒すれば私は

 シープの元に行けるかもしれないし、

 地獄かもしれないが、ツイストに縛られる

 ことはなくなる…少し寂しいが。」

と、涙を拭きながら顔を上げた。


ツイスト(母)はグレンを見て、

「お前には礼を言わないとな、偶然とは

 言え、私の技を息子に伝授してくれた。」

と言って頭を下げた。


そのまま、ツイストは倒れる様に崩れた。

「あ〜。また気絶しちゃった。」

ナギが蹴りを入れながら、

「ただのマザコンなだけでしょ。」

と言うと、


ナギの足を掴み、

「息子を愚弄するなくそガキ。」

パタ。

また、意識を失った様だ。


ナギは、ため息をついて、

「あ〜、ビックリした。ノアのこと知ったら

 大変ね…。」


王はグレン達を見て、驚いた様子で

「あいつを手懐けるとは大したものじゃ。

 礼を言わんとな。」

と、感心した。


カインが口を開き

「王よ、ツイストの母とどういう関係だ。」

と、王に鋭く詰め寄った。


王は、言いづらそうに、

「あれは、不肖の娘だ。あれが15の時に国を

 乗っ取ろうとしたのでな、

 結界を張り追放した。」

と、吐露した。


「あんな奴と夫婦になる奴も驚きだが、

 あいつの変貌ぶりも驚きだ。

 幸せだったのだな…奴の夫には感謝

 しないとな。」

と、遠い目で言った。


ナギが

「あなた達も、あいつのみたいにできるの?」

と、聞いた。


王は頸を振り、

「あれは、第2形態と言って、王家の中でも

 選りすぐりのものしか発動しない…

 2代連続で発動するなど奇跡でしかない。」

と、後に隠れている王子を見ながら言った。


グレンは、

「ツイストをどうするつもりだ。

 王家に戻したいのか?」


王は頸を振り、

「既に縁を切っている、あの力は災いしか

 呼ばぬ。歴史がそう語っておる。」

と言って、背を向けた。


グレンは頷き、ツイストを担ぎ上げると謁見の

間を出た。


そのあと、重臣と衛兵が雪崩込んで来て、

「王!あやつらは、どういたしましょうか?」


王は重臣の1人を睨みつけ、

「あれの息子がいるのだ、準王家の待遇だ。

 決まっておろう。」

と言って、謁見の間から王子を連れて

出ていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ