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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep16-4 遺跡の塔

遺跡は石造りで出来ていたが、風化が酷く

さわるとボロボロ崩れてくる。


慎重に一段ずつ登っていく。

しばらくすると、二階に着いた。


二階は広間の中央に三階に続く階段があり

広間の奥には祭壇と怪しげな宝箱が3つ

並んでいた。


流石がにあの宝箱に手を出す馬鹿はいない

だろう。


ノアが二階に上がるなり、宝箱を指さす。

「あれ、なんですかね?」


ミアが取り敢えず注意する。

「止めときなよ、ゼノンに怒られるよ。」


ノアは、

「えー!」

「なんで、ですか?

 エルさんは良くて私はダメなんですか?」

ノアがふくれっ面をしている。


と、いうか、ゼノンがダッシュでエルの

ところに行った。

「なんで開けるんだ!」


エルが慌てた表情で言い訳をした。

「しょうがないだろ、開けてくれって感じで

見てくるんだから(汗)」


側に付いていたカレンが頭を下げて、

「お母様は、宝箱を見たら開けずには

 いられない性分なので許してあげて

 下さい。」

と、ゼノンに謝った。


ゼノンが宝箱を覗くと1枚の紙が入っていた。


「お母様、なんて書いてあるのでしょうか?」

エルが徐ろに、紙を取り出して見てみると

”他の宝箱もみろ”と書いてあった。


ゼノンは頸を振って、

「頼むから止めてくれ、罠に決まってるだろ。」


パカ。

「お宝はないですね。」

エリーとケイトが残念そうな表情で宝箱を

見ている。


「おいおい!なにやってるんだ、罠だったら

 どうするんだ。」

ゼノンがエリーとケイトのところへ

飛んでいく。


ミリネが宝箱から1枚の紙を取り出した。

”他の宝箱も見てみろ”と書いてあった。

「同じ事が書いてありますね。

 もうひとつを開けないとわからないと

 思いますけど…」


(いいからやりなさい!早く!)

(こういう時だけナギ王女に似るんですね。)

クリフとノアが小声で会話して、

最後の宝箱をゼノンの目を盗んで開けよう

としていた。


パカ。

「開いたわ!」

そこにも1枚の紙が入っていた。

”他の宝箱をあけてみろ”と書いてあった。


ピキッ

宝箱を開けた3人が一斉に、ゼノンに抗議

してきた。

「どういうことなんですか!」


ゼノンは、喉元まで出掛かった言葉を

飲み込んだ。

『そんなこと、俺に言われても…』

という言葉を吐いて何度もミアにやり込め

られた経験が生きたようだ。


「なにかの謎解きじゃないか?」

取り敢えず、口からでまかせでその場を回避

してみた。


すると、ゼノンとクリフを除いた女子が相談

を始めた。


クリフが、ボソッと呟いた。

「そんなにお宝が欲しいんですかね?

 皆さん、それなりの身分なのに。」


「どうせ、何も出てこないさ。やらせとけ。」

と言って、ゼノンは横になって寝てしまった。


エルが考え込んで、閃いたようにアイデアを

口にしてみた。

「この紙、燃やしてみるか?」

全員、頸を横に振る。


ノアが呟く。

「他って言う言葉に意味があるのかな?」


キサラが、”も”と”を”が気になるな。


ミリネが呟く。

「もとを…か。」


エリーとケイトが顔を見合わせて、

「わかった!!箱の下か箱の根本だから

 二重底になってるんだよ。」


クリフは女子陣が盛り上がっているのを見て、

「なんか盛り上がってますね、空振りじゃ

なきゃいいですけど。」

と呟いた。


まず、1つ目の箱を調べてみる。

箱の底を叩いて、二重底を確認してみた

ところ、二重底ではないが…


ミアが

「この底板ちょっと暑いような気がする。」

と、言うので、カレンが板をレーザーで

切ってみた。


すると、コロン。

鍵が出てきた。

「ヤッター!鍵発見。」


2つ目の箱の底板を叩くと、空間があるような

音が聞こえた。

エルが親指を立てて、

「二重底確定!」

と言って歓喜した。


2つ目の箱の底の板を外すと指輪が出てきた。

「た、宝だ!!」

ノアとエルが歓喜した。

エリーとケイトも喜んでいた。


他の者は、ほんっとに出てきたよと正直

驚きすぎて茫然としていた。


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