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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep16-3 ツイストの覚醒

目玉の人外の腕が再び、ツイストに襲い

かかる。

今度は2本同時に飛んできて、ツイストの

首を絞め上げる。


「せ、先生!ちょっと不味くないですか?」

グレンは頸を振り、指を差した。


「よく見るんだ。どっちが締め上げられて

 いるんだ?」

ツイストは、目玉の人外の腕をメキメキと

音を立てて潰している。


ツイストの首にかかっている人外の手は完全

に開いてツイストの頸にはダメージがない

様だ。


メキメキ!

バシュ!

ツイストが目玉の人外の腕をへし折り、

ちぎり捨てた。


「先生…。あいつ、あんなに強いわけない

 のにどういうことなんですか?」


ツイストが拳を握ると、腕が剣の様なものに

変化し、空中に浮かんで、凄まじい殺気で

人外を睨みつけている。


「あの時と同じだ。」

「何がですか?」

「幽霊城で空中に浮いてた時と同じだ…獲物を

 探し、見定めている。」


次の瞬間、ツイストが消えたのと同時に人外の

首な地面に転がり消えた。


「ツイストの腕の剣…魔気を吸収している。

 俺の魔法剣と同じだ。」

グレンは驚愕した表情でツイストを見つめていた。


「せ、先生。あいつ、いつもなら気絶するのに

 なんか、キョロキョロしてますよ、

 おかしくないですか?」

と、ナギがグレンに言った。


ガサ、ガサ。

裏路地から目玉の人外が大量にでてきた。


サイズ感としては、さっきの人外よりは

小ぶりではあるが数が…


ツイストの目が赤くなり、もう片方の腕が鉤爪

の様に変化した。

鉤爪を大きく降ると人外が、悲鳴をあげて

肉片が飛び散った。


「こりゃ、凄いな。」

「せ、先生。ツイストは戻れるんですか?

 あんなふうになって。」


いつの間にか、ツイストの背中には、

白い大きな翼が生えていた。


大量に発生した人外は瞬く間に、

覚醒ツイストにより、殲滅されてしまった。


しばらくすると、ツイストはいつもの様に

気絶して倒れ込んだ。

姿形は元に戻ったが、髪色だけが白髪から

戻らなかった。


気がつくと、周囲は民衆に取り囲まれて

しまった。


「怒ってるみたいですよ。」

と、ナギがため息まじりで言った。

民衆の中に混じって、ディー達もいた。


他人の振りをしたそうな顔をしている。

どうやって乗り切るかな?


何やら厳つい男が前に出てきた。

「あんたら、なんてことをしてくれたんだ?」


止せばいいのに、ナギが対抗してしまった。

「ちゃんと見てたの!?私たちも見てただけ!

 貴方達と同じ!」


ま、屁理屈だけどな。


「馬鹿を言うな!そいつの仲間だろ?」

厳つい男は焦って怒り出した。


ナギは半笑いで、

「違うわ!倒れてたから、可哀想と思って介抱しただけよ、こんな奴知らないわ。」


ヒソヒソ。

(ナギさんって怖い人だね…ツイストさんの

こと切り捨てる気だよ。)

(そういう人なんですよ。ナギさんは気を

つけましょうね。タウ様)


ナギの厳しい視線を受けながら、ディーは、

頸をブンブン振って、

(私は違います、言ってません)っと、

ジェスチャーでアピールしていた。


グレンは、心の中で、

(ツイスト、ツイスト、早く起きろ。

 起きないと、エラい目に合うぞ)

と、念じていた。


「う〜ん?あれ、ナギ何してんの?」

ナギは舌打ちして、

「チッ。起きたか、運のいいヤツだな。

先生!ツイストに捕まって。」


「やっぱり仲間じゃね〜か。」

民衆が飛びかかって来たところを見計らって、

「ツイスト!飛べ!」

「え?」

ナギが鬼の形相でツイストを睨み、

「いいから、飛ぶんだ!」


ツイストが50m先くらいまで3人を飛ばした。

「良し。」

ナギとグレンはすぐに立ち上がり、グレンが

ツイストを担いで2人は脱兎の如く逃げた。


ディー達はカインの待つ宿に急いで戻ること

にした。


ディー達は宿に戻ると、 

「カイン!大変だ。」


カインは面倒くさそうに、

「わかってるよ、やらかしたんだろ。

 店主に話をつけて、床下なら使っていいって

 言われてるから、床下に行くぞ。」

と言って、床下に行くように指示をした。


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