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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep15-6 地下街の最後

エルがミリネをチラっと見て、様子を伺った。


「ああ、もう大丈夫ですよ。石化することは

 出来ません。目は全て潰しました。」

と、ミリネは平然と言った。


エルが急いでキサラの所に駆け寄り、

月下華の雫をかけた。


キサラはピクリとも動かなかった。

「起きるんだよ、キサラ!」

全く反応しない。


ノアが、駆け寄って

「キサラさん!そんなことでいいんですか?

 キールさんに叱られますよ!」

と涙ながらにキサラを揺すった。


「うるさいぞ。今怒られたばかりだ。」

ノアが涙を拭きながら、

「なんで、怒られてにやけてるんですか?」

「次、起きたら憶えておけよ。」

そう言ってキサラは気を失うように

寝てしまった。


ミリネは、メヒィの尋問を続けていた。

「あなたのミッションは何?」

「言うわけないだろ、下等生物が⋯。」


ミリネの指といっしょにメヒィに刺さっている

針が縦横無尽に動き、メヒィから血が噴き出す。

「ぐぁぁ~!」


ミリネの尋問(拷問?)が続く。

「言う気になったかしら?」

「ふ、お前等如きが知ってどうする?」


ミリネの手が無慈悲に動く。

「ぐぁぁ〜!」

メヒィが痙攣し始めた。

「あなたには質問する権利は無いわ、あるのは

 知っていることを話すだけ。」


「でも、悪いが言えないんだ。⋯言った

 瞬間体が弾け飛んじまう仕掛けなのさ、

 ハッハハハ!」


ミリネは目を閉じて、

「そうなの。あなたには失望したわ。」


ミリネは思いっきり手を握りしめる。

それと同時にメヒィの身体から血が噴水の

様に噴き出す。


「わ、わかった、言うよ。聖域4本柱の

 1人ネ⋯」

バーン!

ミリネの顔にバラバラになったメヒィの体が降りかかった。


ミリネは冷静に顔を手で拭いて、

「本当だったのね。」


エルがミリネの横に来て、

「いや〜、あんたにあんな才能あると

 思わなかったよ。」


ミリネが首を傾げ、

「才能?なんのことかしら?」


「いや、あんな拷問は王族じゃ中々

 出来ないでしょ?」


「拷問というのは存じ上げませんが、

 サンドダスト国ではスパイには即座に

 誰でも出来るのが常識です。才能とかでは

 ありません。」


エルが、エリーとケイトを指さすと、

ミリネは頷いた。

「怖っ。」

エルが思わず呟いた。


寝てしまったキサラを囲む様にして全員が

座り込んで今後のことについて話し合おう

としていた。


ノアが不用意な言葉を発しなければ、話は

進んだのかも知れないが⋯

「これじゃ、キサラさん。〇〇姫みたい

ですよ。」

「ま、実際、姫だけどな。」


エルが、ゼノンに

「〇〇姫は何かしないと起きないんじゃ

 ないっけ?」


というと、ゼノンは、

「キールに呪い殺されるぞ、全くロクなこと

 言わねーな。」


ガガガ、ゴゴゴ。

ノアが怯えて、

「何?地震?」

エルが、カレンを指差し、

「何が起きてる?!」


カレンはモニタを見ながら、調査をした。

「崩落です。地上からは出れません。

 早く地下8階層まで降りて出ないと

 ここから出れなくなります。」


ゼノンがキサラを担いで、全員急いで

第8階層まで行ったが、第8階層の地上に

抜ける道は崩落していて使えなくなっていた。


「どうするの?」

ミアが、エルに問いただすと、

「助けを待つか、先に行くかだな。」


ゼノンが、

「先とはどこだ。」

と、聞いた。


「最下層だ。」

と、エルが胸を張って言うと、


カレンが頸を振って、 

「危なすぎます。無限に彷徨う可能性も

 あります。」

エルは、少し悩んだが、

「グレンの足を引っ張るのは不本意だ、

 最下層を行く!」


「あんな事言ってるけど、奇しいところに

 行ってみたいだけじゃないの?」

と、ミアが言った。


ゼノンがエルを凝視して、

「本当にいいのか?どこの時代に出るのか

 わからないんだぞ!」


「当たり前だろ!行きたくないやつは

 ここに残れ!

 私は行くと決めたんだ。」

と言って、怒り出して先に言ってしまった。


結局、エルに押し切られる形で全員最下層に

行くことになった。


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