6月11日 『あの空に繋がるまで』のCM
ああ、人生辛い……。
辛いついでに、その辛さを嫁に言えないことが辛い……。
嫁もそれに気づいてないことも辛いけど、それでも、献身的に支え続けてくれてる嫁だから何にも言えないところが辛い……。
……今日も、ホンネ駄々洩れ日記が開幕するが、さぁ、このトンネルの出口はどこにあるんだろうな。
若者諸君。ただ一生懸命、誠実に、自分の気持ちに素直に生きてるだけだとこうなるぞ、と思いつつ、『ならどこかの過去に戻れたら、俺はもっと賢い人生を送るだろうか』という問いに関しては、おそらくNOだ。
まったく、馬鹿は死ぬまで治らないとはこのことなんだろう。
さてさて、今日は矢久のAmazon kindle、長編第六作品目の紹介をしようと思う。
『あの空に繋がるまで』……矢久自身が気に入ってる(笑)ラブコメ作品で、現実世界の学生を扱った長編作品として、矢久の中ではだいぶ珍しい部類だ。(9万文字作品。全二巻)
……第六弾をこれにした理由としては、ジャンルがバラけるといろんな人の注目が集まるかなという意図がある。
えっと……ようするに、
一作目『~メルピアットより愛を込めて~』 ハイファンタジー
二作目『武州名物新鮮組!』 歴史モノ
三作目『女王蜂』 SF
四作目『主人公なき戦争の物語』 戦記
五作目『桃竹シンデレラ』 ギャグ
六作目『あの空に繋がるまで』 ラブコメ
という風に、ジャンルが違うといろんな顧客をターゲットにできるかな!?
……ってことやね。まぁ、全く効果はないけどな!!
ヘタレ高校生作家と世話焼き女子大生の、ほぼ二人舞台であるこの作品は、舞台が2010年頃となっているため、スマホがまだ一般的ではなかった頃の時代を描いてる。
その頃は16年後の今よりもコミュニケーションツールは不自由だった。だからこそ芽生えた、恋ごころや夢、すれ違い……という作品である。
ほんと、時代によって恋愛事情って異なるよな。昔なんて固定電話しかなかった。もっと昔はラブレターしかなかった……〝だからこそ〟成立した恋愛ドラマというものが存在する。
ミナサマ、昭和時代の曲に『恋におちて-Fall in love-』という曲があるのをご存じか。小林明子(敬称略)の歌なのだが、その有名なフレーズの一つに、
『ダイヤル、回して、手を止めた……』
というのがある。
……これつまり、片思いの男に連絡したいけどどうしても勇気が出ない女のワンシーンを歌っているのだが、それは、ボタン一つで通話が始まってしまう今の時代では成立しないのだ。(たぶん)
ダイヤル方式の黒電話の、あの巨大な受話器を片手に、いちいち番号を回して戻るのを待って……を繰り返す……。〝衝動〟から〝実現〟までの十数秒の時間的ラグこそが、彼女の葛藤を生み出すドラマとなりえるのである。おそらく、沈黙の中で鳴り響く、黒電話のダイヤルの『ジーコジーコ』って音こそが、あの場面の切なさなのではないだろうか。
まぁ、言うて矢久も、この歌がヒットしてた頃、誰かに恋をしてたような人間でもないわけなので、偉そうなことは言えないのだが、しかし、こういうのって、やっぱりそういう時代を知らないと、人は没入できないものなのかもしれないとは思う。
だとすれば、『あの空に繋がるまで』は風化した作品かもしれない。その辺は分からないけど、それでも、矢久の作品群の中でもわりと感動できる部類ではないか。どうだろう。
作中には小説家になりたい男が出てくる。
あの作品を描いてた頃、俺自身がどんな思いだったかを思い起こされて、物語とは全然関係ないところで、個人的にはとてもセンチメンタルな気持ちになってしまう。いや、読者たちには関係ない話だけどな。
ま、いずれにしても、ただひたすらラブコメに全振りした作品としては、『桃竹シンデレラ』同様、矢久作品の中では珍しいから、もしよければ、表紙だけでも見に行ってもらえたらと思う。
『あの空に繋がるまで』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0H1NPCXX4




