3月20日 もう日記
現在、本業しながら、百噺描きながら、月々の支払いに震えながら、kindleに出版する四作目『主人公なき戦争の物語』の校正を行っている。
どんなことも鋭意取り組み中! 精力的に前へ前へと突き進んでるぜぇぇ!!
……と、希望に目を輝かせたノリノリの報告をしたいけど、そういうのって未来が無限だった十代二十代しかできないのかなー。
実際はめっちゃくたびれてる。今やっていることに疑問を感じながら、徒労の中で、売れるか分からない作品(というか売れたことがないので売れると思えない作品)の校正を続ける作業。
とにかくやすりの上をにじるカタツムリであるかのように、痛みを伴いながら身を削りながら……一歩一歩、歩いている。
行き止まりかもしれない道を、歩いている。
一つだけ言えることがある。
面白いんだよ?俺の作品。
こんな徒労の作業を支えるのは、それでも自作品が面白いと信じられるから。
校正するために読み直してて、改めてそう思う。
ただ描いたストックがあるから、それにすがっているんじゃない。
他人が聞いたら鼻で笑っちゃうかもしれないけど、これは売り物になると信じられるから、売るきっかけすらないのに自作品を一文字一文字確かめることができる。それくらいの価値はあると思うから、空いてる時間のすべてを、この徒労につぎ込むことができるのだ。
つらい。
作業しててため息止まらないんだけど、自分の物語が今読んでも十分に生きているから、それが救いだ。
さまざまな世界で、身を切って生きてくれた登場人物たち。死んでくれた登場人物たち。
あなた方一人一人の生き様がいつか報われてほしいと願う、そう、本当に思える物語だから、それが救いだ。
笑っちゃうよね。自画自賛。
でもな。『進撃の巨人』でリヴァイの親父さんも言ってたけど、
『人間だれしも、何かに酔ってないと、やってらんない』んだよ。
その気持ちをすべて捨てた、すべてに冷めてる奴が、したり顔で何かを言ったって、そんなのは知らない。
俺たち夢追い人は、夢に夢焦がれ、夢に生きながら、馬鹿だなと笑う奴らとは違う笑い方がしたい。
そのための武器が、せめて自画自賛できるものであるなら上等じゃないか。
そんな、自嘲と正当化の中で、がんばってまーす。




