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【書籍2巻発売中!】 異世界サモナー、神話の怪物達と現代で無双する~俺と契約した最強召喚獣たちの愛が重すぎる~  作者: 鬼怒藍落
第五幕:神去召獣譚

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第170話:攫われ系霊真(ショタ)

「……玉藻だけは許せねぇ」


 目が覚めていつもより体が軽いなと感じながら目を擦る。

 結局あのあと小学生ほどの身長に戻された俺は、死天と玉藻の玩具にされてそれどころか、他のメンツにも遊ばれた。

 

 小さくなって良いことなんかないし、何よりめっちゃ不便なのだが……まじで戻ったらどうしてくれようか……はぁ、ほんと凄く疲れたぞ。

 そう思いながら周りを見れば、どういうわけか俺の部屋ではなかった。なんというか真っ暗で、というかたまに揺れている。


「ここ、何処だよ?」


 暗闇に閉ざされた部屋なのか、見渡しても何も見えない。

 それに暫くしてから気付いたが、俺は何故か縛られていて身動きが取れないのだ。


「……いや、なんでだよ?」


 魔法を使えば抜けられるだろうけど、なんでか嫌な予感とかはしないし……とか考えていると急にこの場所の灯りがついて――。


「おはようございます霊真様」

「……おはよう、ございます? ――じゃなくてこの状況なんですか黒羽さん」


 声をかけてきたのは紗綾さんの幼馴染み兼メイドの黒羽さんだった。

 久しぶりに会うのだが、彼女は相変わらずの無表情でこの室内? で寛いでいる。


「メイドドッキリですね、紗綾様に頼まれました」


 まだあまり関わってないが、この人は結構というかかなり言葉省くから、何を言いたいかは最初がわかりにくいらしい。

 だからちゃんと聞くのが大事だと紗綾さんに聞いたのを覚えている。


「ほんとに紗綾さんが」

「はいそうですね、驚かせたいからとりあえずリムジンに突っ込めと言われたので言われた通りに……」

「えぇ、怖い。でもそれなら縛らなくて良くないですか?」

「それでは足りないと思ったので」

「俺は今、貴女が怖いです」

「ふふふ照れますね」


 褒めてないが?

 素面というか何の感情も現さない顔で、ボケ続ける彼女。これ以上は遊ばれ続けるだけだろうし俺はそこで一回会話を切ってここが何処なのか聞く事にした。


「答えてもいいのですが、その前に一ついいでしょうか?」

「あ、はい」

「なんで、子供に?」

「……すぅー――俺が聞きたいです」


 いや、ほんとうに百万歩ぐらい譲って鬼ごっこを開催したのはいい。

 だけどさ、まじで子供にする必要はないよな。しかもこれ数日は解除できませんとというのが玉藻談だし……許しちゃいけない。


「流石の私も目の前で小さくなったのはびっくりしました」

「でしょうね……というか待ってください? え、冷静に誘拐ですよね?」

「そうかもしれませんね」

「それ以外なくないですか!?」

「まぁ責任は全部お嬢様に擦り付けるので、今は京都までの旅を楽しみましょう?」

「もう一回聞くんですけど、紗綾さんはなんて?」


 最初は驚きから流したけれど、紗綾さんがアポなしで攫えなんて言う気がしない。

 だから一応の確認をすれば……彼女は、初めて面倒くさそうな顔をして……。


「一応確認を取れと言われましたけど、時間なかったので……つい」

「時間ってなにが?」

「椿が大変です」

「……はぁ――あとでちゃんと説明してくださいね」

「流石霊真様ですね、ぱちぱち」


 まじで、ほんと適当すぎるし説明足りないけどさ。

 椿さんが大変だというのなら、行くべきだろう――あの人には海でも世話になったし、俺が前を向くきっかけをくれた人だ。

 その恩を返すためにも、それならば行かなきゃいけない。


「あ、そうだ。あと二時間ぐらいで着くのでそれまで映画でも見ませんか?」

「……マイペース過ぎません?」

「ふっそれが私のあいでんてぃてぃ」

「紗綾さんに伝えときますね」

「いいですよ? 口で負かすので」

「……そっかぁ」

 

 それから約二時間、意外と映画の趣味が合ったので考えることを止めた俺は彼女と一緒に初めて乗るリムジンの中で映画を楽しんだ。

 毎日更新をするといった矢先に体調を崩した阿呆です。

 先日ですが、漸くコミック発売しました! 

 まじで面白いですし、やばいほどクオリティが高く異世界サモナーが好きな方は絶対に楽しめると思いますのでぜひお買い求めください!

 とりあえず今日からは毎日更新したいなぁとは思うので、しばらく五幕をお付き合いください。


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