再会2
とりあえず怪物の体の中にあるソードの折れた剣を慎重に取り回収した。
「本当に折れてるね。お兄ちゃんこれからどうするの?」
ヒィユが言った。
「父さんからもらった大事な剣なのにな...。仕方ない、早く元の世界に戻って直してもらおう。」
ソードが剣の破片を布で包みポケットに入れた。
俺はこれからどうするか、どうやって元の世界に帰るかみんなと相談しようと話すとソードが話したいことがあると言った。
「エリクたちと離れたときエリネールさんに逢ったんだ。」
俺は驚い今どこにいるのか聞いた。
するとソードはまたも驚くことを言ってきた。
「まさか...。」
「そんな...。」
「まじかよ...。」
俺たちはショックだった。
あんないい人がまさかフードだったなんて。
そうと決まればまずフード...いや、エリネールさんを探すことにした。
「でもどこにいるんだろう?」
俺がソードに聞いた。
でもソードもわからないと言ったのでとりあえずここから出ることにした。
「キャッティ‼お前さっきから何してるんだよ。行くぞ‼」
ソードの声にキャッティは振り向き何かをポケットに入れて待ってーーーと言った。
俺たちは宛もなくしばらく歩いたがエリネールさんは見つかるはずもなくそして俺たちが元の世界に帰れることもなく陽が暮れ始めた。
「だいぶ歩いたね。キャッティ少し疲れちゃった。」
「そうね、今日はここに泊まりましょう。」
リィムがそういい街からだいぶ離れた草原に妄想で家を立てた。
そして俺たちは体を休めるために各自部屋に戻る。
「お腹空いたな...。」
未来の世界に来てから俺たちは何も食べてない。
体力も限界なのにお腹の空き具合も限界と来たらこの先誰かに殺される所か飢え死にだなと思った。
「なぁ、ロスト?妄想で食べ物って出しても意味ないんだろ?妄想も全部使えたらいいのにな。」
俺はロストに聞いてみた。
「そんなにお腹空いてるのか?」
ロストは聞いた。
そうか、こいつは元々機械。
別にお腹空くわけでもないし飢え死にすることもない。
「羨ましい体だな。」
俺はロストをチラッと見て言った。
!?
俺はロストに近付きお腹の画面を見た。
「なぁロスト?俺まだチェリー出したことないよな?それにスイカも揃ったことない。揃ったらどうなるんだ?」
俺はロストに聞いてみた。
「エリクが妄想使いだからパートナーとして召喚されたから僕も試したことないしわからないな。」
「なるほどな。なら...。」
俺はニヤニヤして試すしかないと言った。
何回回しただろう?
なかなかチェリーとスイカが出てない。
それに戦いの時にならないとリプレイとかベルが揃っても何も起きないことがわかった。
「なんか普通に打つの久しぶりだな。最近は戦いのために打ってるから楽しくなかったけどやっぱり普通に打つのは楽しいや。」
俺が打ってるといきなりスイカが揃った。
ドドドドドドドっっ
大量にスイカが落ちてきた。
「いててててて。」
スイカが10個くらい落ちてきて止まった。
俺は喜びスイカをトントンと叩いてみた。
すると中でポンポンと音が鳴った。
「食べれるかな?」
俺は妄想でロストを何でも切れる機械に変身させロストにスイカを切ってもらった。
すると真っ赤な顔が出てきた。
「見た目は美味しそうだが味はどうだろう。」
俺は一口食べてみた。
「美味しい。ちゃんと味がある。」
ロストにもあげて2人で食べた。
ひとつ食べ終わるころにはお腹がいっぱいになった。
まだまだスイカはたくさんある。
俺はみんなにも分けてあげようとみんなの部屋にひとつずつ持っていくことにした。




