みんなの居場所
俺は倒れていて起き上がると少し離れていた所にリィムが横たわっていた。
俺は走りリィムのところへ向かう。
ハァーハァー
「リィム?おい、リィム‼」
俺はリィムを揺さぶり起こした。
「リィム?わかるか?」
俺は話しかけた。
するとリィムが目を開けここは?と言う。
俺もわからないと言うとリィムが起き上がった。
「みんなは?」
その質問にも俺は答えられず首を振る。
とりあえずみんなを探すため歩き始めた。
宛もなく歩いているとザングがいた。
「おーい。ザング‼」
俺は手を振り大声で叫んだ。
するとザングも俺たちに気付いたのか近づいてきた。
「よかった。ザングさんひとり?」
リィムが聞く。
ザングはひとりだ‼と言い他のみんなは?と聞かれた。
俺とリィムは首を振りザングがそうか...と言った。
またみんなを探すため俺たちは歩くことにした。
草や木、花などない砂漠のような道を歩いていると街が見えた。
「よかった。あそこにみんないるかも知れないわね。行ってみましょう。」
俺たちは真っ直ぐその街を目指して歩いた。
そしてようやくたどり着き街の中へ入っていった。
建物はボロボロで誰もいない街。
でもなぜか見覚えがあるところだった。
「ここ...。あたし知ってる...。」
「本当か?誰もいないけど来たことあるのか?」
リィムの言葉にザングが聞いた。
「俺もなんかここ知ってる‼」
俺はリィムの方を向いた。
するとリィムはまた歩き出し俺とザングは着いていった。
そしてリィムはある一軒の家の前に立った。
「やっぱり...。」
俺が言うとザングは何なに?どう言うことだよ‼と言う。
俺はもう一度リィムの方を向き言った。
「ここはリィムの家でコタって村...だよな?」
リィムは振り向き頷いた。
最初見たとき気付かなかったがリィムのこの家を見たらわかったのだ。
ザングの言うとおりどう言うことだ?
俺が初めてこっちの世界に来たときリィムに出会った。
それで俺はケガをしリィムに手当てをしてもらうため家に招かれた。
その時はこんな町並みではなかった。
「誰かに...コタが襲撃されたってことかな?」
リィムが言う。
そんなことないはずだ。
だってここへ来る途中でさえ誰にも逢わなかった。
それに前に見た景色と違ってここがコタなんて証拠もない。
「とにかくもう少し村を回りましょ。誰かいるかも知れないわ。」
リィムの言葉に俺たちは村を歩きながら人を探した。
「誰かー。誰かいませんか?」
「おーい。誰かいるか?返事しろー‼」
「おばあちゃーん‼おばあちゃんいる?」
誰も俺たちの声に答えてくれる人はいなかった。
「ところでおばあちゃんって?」
俺はリィムに聞いた。
おばあちゃんとはリィムを育ててくれた人みたいだ。
一緒にコタで過ごしてて今は別々に暮らしているらしい。
旅に出るときは元気にいってらっしゃいと言ってくれたとリィムは言う。
「ここ本当にリィムやエリクが知っているコタって村なのかよ。」
ザングの言葉に俺たちは黙った。
間違いないはずなのだが。
どうなっているんだ。




