フードの目的
「あなたがいろんな人に紙をあげてた人?ザングみたいな悪いオーラ出てる人かと思ったが。」
俺は心の声を普通に声に出して言ってしまった。
「エリクおまえまでそんなこと思ってたのか?」
ザングが言うとソードは手を叩きながら傑作と言い笑った。
するとヒィユがお兄ちゃんもザングさんもやめてと言った。
「あなたは何者ですか?そして何が目的なの?」
リィムが聞くとその男はザングに話しかけた。
「ところでザングさん、紙の効果はいかがでした?」
「いい意味でも悪い意味でも最高だったぜ。でもなぜあんな紙を俺たちに‼」
「それはそれは。よかったですね。別に紙をあげる人は誰でもよかったんですよ。その紙を使って妄想使いを見つけ出し戦ってくれるのなら。」
フードを被っててよくわからなかったが口元は笑い喜んでる風に見えた。
「それではリィムさん、あなたの質問に答えましょう。名前はフードと名乗っときます。そして目的はあなたたち妄想使いを殺すことです。」
妄想使いを殺す?
なら俺とリィムが目的か‼
「なぜ妄想使いを?」
俺はフードに聞いた。
「あなたたちのお陰でこの世界がおかしくなった。妄想使いのあなたたちはここにいてはいけない。元の場所へ帰ってください。それが出来ないのなら死んでください。」
死んだら俺、元の場所に帰れないんじゃと思った。
「俺たちがフードに何したってんだよ‼世界がおかしくなったってなんのことだ?」
俺はフードに聞いた。
「あなたたち妄想使いなんですよね?何も知らないんですか?」
俺はリィムの方を向いた。
俺もリィムも妄想使いのことを知るために旅をしている。
だから何も知らないのかと聞かれたときは少し焦ってしまった。
こいつは何か知ってるのか。
俺は聞いてみた。
「妄想使いとはなんなのか、10年前に何があったのか、おまえは何か知ってるのか?」
俺の問いにフードは呆れた。
そしてフードは何も知らないなんて罪な人ですねと言い襲い掛かってきた。
フードの爪が鋭く伸び俺を切りつけた。
「う"っっ。」
俺は顔を腕でガードしたが腕が少し切れ血が出た。
それを見てソード、ザング、キャッティ、ヒィユも自分の武器を構えた。
リィムもコリンを呼び俺もロストを呼んだ。
「1対6なんて卑怯ですね。そうだ‼面白いのを見せてあげましょう。」
そう言うとフードは紙を取り出し何かを書き始めた。
そして書き終わると笑いだし手をヒラヒラと振りこれが何かを言っていた。
眩い光が俺たちを包み込み目を開けた先は見たこともない世界が広がった。




