残念だけど
「キャッティ、悪かった。俺取り乱してしまったな。キャッティは戦えるか?それとも先に小屋にいて待ってるか?」
父親として娘を安全なところにやりたいがキャッティの意見を尊重したいと思い聞いてみた。
「大丈夫だよ。とりあえずママを安全なところに移動させて手当てしてから戦う。だから運ぶの手伝って?」
キャッティの言葉にキャドさんはうんうんと言い涙が出そうになった目を我慢して流さなかった。
そのころソードはまだ赤ちゃんと戦っている。
キンー
キーン
ザッ
ソードも素早い動きなのに赤ちゃんはその上を行くスピードだった。
俺もソードの力にならなきゃとロストにコインを入れた。
今回は揃わずなかなか攻撃出来ない。
仕方がないので妄想をしてた。
「ロスト、お前はなんでも切れる機械だ。」
いつものようにロストを変身させた。
そして今度はこのスロット台に付いているレバー。
俺は妄想でクリュームで見つけた三輪車を思い浮かべこっちに飛ばした。
そしてレバーを飛んできた三輪車に刺して。
「上手くいった。トライシクボット。略してトラボットだ。」
ウィーン
ウィーン
と動き狙いを定め赤ちゃんを掴もうとした。
でも赤ちゃんは俺の行動を読んだのかソードの後ろに回ってしまった。
「おい、俺を掴むなよ。」
ソードに言われ気付いた。
「そうか。」
そのままソードを降ろさず反対の手でベルを出した。
「イッケー。」
ベルが赤ちゃんの上に落ちてグラグラと動く。
「お願いだ。このまま捕まって消えてくれ。」
俺は強く願った。
でも赤ちゃんのが強いのかベルが持ち上がってしまった。
「やばいぞ。このままだと赤ちゃんがまた出てきてしまう。」
ソードに言われどうしようと焦った。
するとロストがコインの上に乗り押さえた。
「ロスト、危ないぞ。」
俺は叫んだ。
でも大丈夫。あともう少し。と言いずっと押さえてくれた。
やっとベルの動きも治まりベルと赤ちゃんが消えた。
消えた勢いでロストは上から落ちてきた。
「ロスト?大丈夫か?」
俺とソードはロストに近付いてきて聞いた。
「だ...だい...じょう..ぶ。」
ロストの声は力が抜け少し焦げっぽかった。
もしかしたら赤ちゃんは出るときにベルを電気かなんかで動かしてたのかと思った。
「ロストお前のお陰で助かったよ。少し寝るといい。」
俺はそう言いロストを休ませた。
そのころキャッティとキャドさんがキャメリさんを運び終わったのか戻ってきた。
俺たちが赤ちゃんを倒したことを伝え今度こそ小屋に戻ることにした。
小屋についてキャドさんはキャッティを休ませた。
そして俺とソードはキャドさんに呼ばれ小屋の外に出た。
「2人ともさっきはありがとう。もしあのまま俺が戦ってたらキャッティも危ない思いをさせるところだった。」
そう言い頭を下げた。
「いえいえ。俺たちは何にも。キャドさんがいたからキャッティさんは生きているんですよ。」
ソードが言った。
「あの、キャメリさんは..?」
俺は聞いては行けないと分かりながら聞いてみた。
するとそのことで呼び出したと言い大きく深呼吸して一言だけ言った。
「キャメリは残念だけど...。」
俺とソードは棒立ちのままその言葉を聞くことしか出来なかった。
しばらく黙ってるとソードがその沈黙を破ってくれた。
「キャッティにはそのこと。」
「いや、まだ。もう少し気持ちも体も落ち着いてからがいいと思って。」
と言われそれなら俺たちも黙ってようと言うことになった。




