家族
オートエスカの方向に昔使われてたであろう小屋があってみんなはそこに避難しているらしい。
俺たちはそこへ急いで向かっていった。
「みんなあと少しだから頑張れよーー。」
キャドさんは言った。
するとキャメリさんがちょっと待って‼と言った。
どうした?となりみんなでキャメリさんに近付くと赤ちゃんが目を覚ました。
そして赤ちゃんの目は先ほど操られてたラビナさんに似ていた。
「まさかエルフの赤ちゃんも操られてるんじゃ?」
ソードが覗き込み言った。
「わっ‼」
赤ちゃんがいきなり暴れだしキャメリさんを引っ掻こうとした。
そんなことをされそうになってもキャメリさんは離さずしっかりと赤ちゃんを抱き抱えてた。
「ママ危ないよ。早く赤ちゃんを降ろして。」
キャッティはキャメリさんに言ったがキャメリさんには赤ちゃんを見捨てることが出来なかった。
「これだと妄想でベルが出せない。でも早くしないとキャメリさんが危ない。どうしたら。」
俺はいい方法を考えた。
「わかった。キャメリがその赤ん坊を離さなくて見捨てれないのなら俺が変わりに抱く。だからその赤ん坊俺に貸してくれ。」
キャドさんが言いキャメリさんの抱えている赤ちゃんに手を添えた。
ジャギーン
鋭い爪がキャドさんの顔に掠れた。
「あっぶねぇー。ほら、いい子いいこだから~。」
キャドさんがまた手を差し出すと今度はキレイな髪の毛が伸びて顔を擦った。
キャドさんの顔に血が出てキャッティはシールを貼ってあげた。
俺たちがキャドさんのケガで気を取られてる間にキャメリさんの腕から勝手に赤ちゃんが降りていて今度はキャメリさんを狙ってた。
シュパ
バサッ
「キャメリーー。」
キャドさんはキャメリさんの側に近付いた。
それを見てキャッティも近付く。
「ねぇ、パパ?ママどうしたの?」
血塗れのキャメリさんを見てキャッティがキャドさんに聞いた。
でも何も答えなくキャドさんは赤ちゃんの方を向いた。
「お前、キャメリに何をしたっっ。」
キャドさんがエルフの赤ちゃんに叫んで言った。
キャッキャッ
パンパンパン
エヘヘ
赤ちゃんは笑いながら拍手をしてとても楽しそうに見えた。
そしてキャドさんは赤ちゃんを殺そうとキャッティよりも大きなハンマーを出し振りかざした。
アハハ
パンパン
ヤーヤー
赤ちゃんは素早く避け今度は目を青白く光らせキャドさんを見つめた。
「キャドさん見たらダメだ。」
俺はとっさに言った。
するとキャドさんは見つめてたのをやめ反らした。
赤ちゃんは
ブゥー
と言いまた髪の毛で攻撃してきた。
それを見てソードは素早くキャドさんに回り剣を出した。
「危なかったですね、キャドさん。あんまり無理しないでください。」
ソードが言った。
「邪魔するな。これはキャメリのための戦いだ。」
キャドさんが怒っていった。
「キャドさん‼‼しっかりしてください。キャッティが見ています。ここは俺に任せて。キャドさんはキャッティのところに。」
キャドさんはソードの言葉に正気に戻りキャッティを強く抱き締めた。




