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日常

「ハッ」


俺は胸に手を当て大きく息を吸って吐く。


「スゥーハァースゥーハァー。」


ゆ、め?か。

辺りを見渡すと自分の部屋にいて体をあちこち見ても傷がない。


「変な夢みたなー。」


俺はベッドから降りてリビングへ向かった。


「エリク今日起きるの早いわね。」


母さんが俺に言う。


「今日何月何日?」


「何?家にばかりいるから感覚ないのね。今日は5月13日よ。」


俺はそうと言い部屋に戻った。

遠くから母さんのご飯は?の声が聞こえたが俺はいらないと応え部屋のドアを閉める。


「なんだろう?なんか俺変な夢見たような。でも思い出せない。」


起きたすぐはなんか少し記憶にあったが今は全くなんの夢を見たのか覚えてない。


「まぁいいか。思い出せないってことはくだらないってことで。」


俺は思い出すことをやめた。

そしてふと今日が母の日と言うことを思い出してたまには何か買ってやるかと思い財布を見た。


「800円しかないじゃん。」


俺まじで貧乏..。

そう思いながらも出掛けることにした。


「こんな少ないお金で何買えるかや。」


俺はとりあえず雑貨屋さんへ寄ってみた。

でもプレゼントなんて今まで送ったことないし何が喜ぶのか全くわからなかった。

途中で店員さんがお探しのものは~と聞いてきたがそういうの本当に俺苦手ですぐに出てしまった。

しばらく歩いて横を見てみるとケーキ屋さんがあった。


「甘いも..のか。」


あれ?誰か甘いもの好きだったような?

あ。母さんか?

とりあえず入ってみることにした。

中は甘い匂いでいっぱいでどれも美味しそうだった。


「いらっしゃいませ。本日のおすすめはこちらになります。」


店員さんがイチゴのショートケーキをすすめてきた。

値段も手頃でそれくださいといい包んでもらった。

すぐに家に帰り母さんに渡した。


「あら、珍しい。どうしたの。」


母さんは驚きながらも嬉しそうに受け取った。

そしてお皿とフォークを用意してさっそく食べるみたい。


「エリクにも少しわけてあげるね。」


そう言い包丁を持ってきて切ってくれた。


「いただきます」


俺と母さんが一緒にいただいた。


「このクリーム本当に美味しいわ。エリクありがとう。」


俺も一口食べた。

クリームが口の中に広がった。


ズキンっ


クリーム?なんだろう?

この言葉なんかとても大切な人の名前に似ている。

それに包丁も。

でもそれがなんなのか思い出せないでいた。


「ごちそうさま。」


母さんが片付けを始めた。そのとき包丁が滑り指を少し切ってしまった。


「大丈夫?今絆創膏を。」


俺は救急箱を持っていった。

そして絆創膏を取って渡した。


ズキンっ


まただ。

なんだんだよ。

この胸の痛み。

俺は考えないようにスロットに行くことにした。

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