表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/104

最初に現れた場所

トントントントン


ダッダッダッ


キャッティは手早く自分で作ったハンマーを使い家を作っていった。

あっという間に10棟が立ちキャッティは大活躍した。


「キャッティは本当にすごいな。家なんか作れて。どこで覚えたの?」


俺はキャッティに聞いた。

するとキャッティは父親に作り方を教えてもらったらしい。いざと言うときに役立つからと。

だからキャッティは自分でハンマーとか作れるのかと納得した。


「お疲れ様。君たちのお陰で素敵な家がたくさん出来たよ。本当に感謝してる。」


おじいちゃんが温かいお茶を用意してくれた。

キャッティが作った木のベンチに座りみんなでお茶を頂いた。


「昔はどんな村だったんですか?」


リィムがおじいちゃんに聞いた。


「それはそれは人がたくさん溢れて賑わっていたよ。」

おじいちゃんが昔の話をしてくれた。

カタリ村は一番古い村だけあってたくさんの人が住んでいてみんな仲良しだったらしい。

そして子供も多く走り回ったりして遊んでいた。

でもあるとき妄想使いが現れた。


「えぇー‼妄想使い?」


俺たちはみんなで声を合わせて叫んだ。

その声におじいちゃんが驚いて腰を抜かした。

俺はおじいちゃんに手を貸し起こしてあげた。


「おじいさんは妄想使いに逢ったことあるんですか?」


リィムが聞いた。


「知ってることがあるなら教えて。」


キャッティが言った。


「知ってるも何もワシは妄想使いを育てた。」


それを聞いて俺たちもまた驚いた。


「おじいちゃん、どう言うこと?」


ヒィユが聞いた。


「10年くらい前だったかのー?」

おじいちゃんが話始めた。

10年くらい前におじいちゃんは農作業で外に出てた。

すると近くから大きな音が聞こえて音の聞こえる方へ行ってみると大きな穴が空いていてそこを覗いたら小さな女が倒れていた。

おじいちゃんは家に帰りおばあちゃんに話したらとりあえず親が来るまで二人で育てることになったそうだ。


「じいさん結婚してたの?」


ソードが聞く。


昔の話だけどなと言いまた話が続いた。

しばらく立っても親どころかこの子の知ってる人は全く現れなくて1年が立ったときおじいちゃんはおばあちゃんと喧嘩して子供と一緒に出ていったらしい。


「あらまー..。それでおばあちゃんは今どこに?」


俺はおじいちゃんに聞いた。


「ワシもわからなくてね。すぐに帰ってくると思ったんだが。ばあさんと妄想使いが居なくなってからこの村にどんどん人が居なくなってってこの有り様さ。」


おじいちゃんが悲しい顔をしながら言った。


「ここの村の人がいなくなったことに妄想使いは関係してるのかしら?」


リィムが言った。


「確かに妄想使いが居なくなってからモンスターや怪物が現れたりしてどんどん人がいなくなったなー。まぁ今はワシらだけになったらそいつらも来なくなったがのー。」


と笑いながら言った。


「では妄想使いが居たときは平和だったんですね。」


リィムが聞くと妄想使いが現れる前から居なくなる前まではずっと平和だったと話してくれた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ