セーブ2.ギルドにて
毎週水曜日に投稿します。
よく、ゲームで見たことのある宿がギルドから出て徒歩10分くらいのところにあった。
そこに行く途中に橋を渡ったが…早く休みたいがために急いで向かった。
また通る時にでも見よう!なんて向かっていったら、違う道に出てしまい引き返してやっと…宿に着いてドアを開けると、優しそうなお婆さんがカウンターに座っていた。
「いらっしゃい。君がさっき連絡があったリュウノスケさんかい?珍しい服をしてるねぇ」
優しそうな声。愛想のよさそうな感じで喋りかけてくる。
「そうですー!いやぁ、いろいろと大変でしたよ!」
「疲れただろぉ...?これ、リュウちゃんの鍵だよ。次の月にバリカは支払ってもらうよ。お風呂は、お部屋に一人ずつあるから。お好きに使ってね。」
お部屋にお風呂があるなんてもうそれは、ホテルである。
「お風呂ついてるんですね!いいじゃないですか!」
なんて会話をして自分の部屋に行った。
「わぁぁぁぁ!!」
バタン!!っとベッドに横になる。とても疲れた。一日が長く感じてしまったのだ!
「家が本格的にできるまでは、ここでいっかな~。安いし」
部屋は、とても良く。ベッドもとてもフカフカで触り心地がとても良かった!
トイレも付いてるし、お風呂も付いてる。すげぇな。
綺麗な水晶玉もあった。.....!?
「そういえば...なんかの水晶玉でセーブできるんだよな!!1回きりだけど..!」
俺は、少し考えて聞こえないかもしれないが神に問いかける。
「おーい!ギルドからでて…どれくらい死んだんだよ!」
と手を上に振りながら聞いてみた。
『いや、そんな手を掲げなくても聞こえてるわ!』
返信が来た。
『そうだな。まだ10回くらいかな?』
あれ?そこまで多くなかったな。
『「橋を見て転落」とか「転んで橋から転落」とか「モンスターに捕食され死亡」みたいな感じで死んだみたいだな』
どんだけドジなんだよと言わんばかりの感じであり、羞恥心により死にたくなってしまった…
『正直見ててつまんない。早くおもろいことしてくれ』
っと呆れた感じで返してくる。俺だって好きで死んでるわけじゃねぇし!
「ここで聞きたいんだが…俺は、なんでこんなことになってるんだ?転生という理解はしたよ」
『おまえがつまんない人生だったからかな。』
…は?
『いや…間違った。つまんない死だったからだよ』
っと訂正してきたが、確かにあんな感じで死んだとして、悔いがないと言えば嘘になるな。
「それで俺が選ばれてしまったわけか…‼︎」
キラキラとしたドヤ顔で答えるが『違うわ』と即答されがっかりする…
『まぁ、いつか僕のところへ来たら“真実“を教えてやろう。じゃあな。』
神のところ…?
そんなところがあるのか…?
「おーい!どういうことなんだ…?神と会える場所があるのか…?」
必死に訴えるが返信がなく、途絶えてしまったようだ。
くっそ…次応答あったら絶対に答えさせてやる‼︎と決断しようとして、気づいたら眠りについていた。
夜を照らしていた月が太陽へと変わり、朝日がリュウノスケを照らし始める。
「朝…か…」
いつもゲームしてから寝ているからか、目覚めがよくスッキリとした朝だった!
「今日は!色々と探検してみるか!まずは、食堂に行くとするか‼」
大きな背伸びしながら今日することについて考え、部屋を出て階段を下りる。
「あら、おはよう!リュウちゃん。早起きね!食堂は、あっちにあるからね」
宿のお婆さんが優しい声で挨拶をしてきた!お婆さんが指さしている方向を見ると、ポツンと看板に『食堂』っとなぜか読める変な文字とドアが横にあった。
「ほんと!ありがとうございます~」
ふははははははは!ご飯!ご飯!楽しみな!朝ごはん!なんて、1日間食えなかったのか異常なほどにテンションアゲアゲの状態で食堂に向かった!
食堂には、おじいさんが立っており、机には少女…?がいた。
「おはよう。あんた、新しい人かね?」
ニコニコな笑顔で話してくる。
「そうなんですよー!昨日からここに来てですねー」
なんて会話をしながら、ご飯を取る。
ご飯はというと!味噌汁…?魚…??パン…?だった!
「お米とかは、ないんですねー」と聞くと「はへ?オコメ…?」と疑問に思われて焦ってしまい…
「な、なんでもないですー。」即答した。
危ない、危ない…異世界ということを忘れてしまうなっと思いながら机に座る。
机に座っている少女は、黙々とご飯を食べていたので、僕のとっておきの自己紹介を始めるとする!
「初めまして!僕リュウノスケって言うんだ!これからよろりんこ」
・・・。
この数秒間だけ、世界が凍り付いたように寒くなってしまい…
さすがのお爺さんも
「なんか寒いのぉ…」と凍えていた…
少女は、というと…急いでご飯を完食して、逃げるように食堂から去っていった…
俺は、何事もなかったかのようにご飯を黙々と食べた。
ーギルド街
そこまで遠くなかったのでギルドの通り道で寄り道しながら行くことにした。っといっても屋台…?出店みたいなのがいっぱい並んでいた!
歩いていると気合いの入った感じの男の人が喋りかけてきた。
「いらっしゃい!兄ちゃん!いい顔してんねぇ!どうだ!おひとつどうだ!」
お魚……?みたいな生き物で、焼き魚に特製のタレをかけた食べ物を出してきた。とてもいい香りで、美味しそう…ジュルリとヨダレが垂れそうになった
すげぇ美味しそうである…
「おひとつ!もらいます‼︎」
なんか急にお腹が空き始め、買うことを決めた!
「兄ちゃんいい顔してるし!おまけでもう一つおまけしとくわ!」
そんなに貰っていいのか!?
「いやいや!そんなにいいんですか!?ありがとうございます‼︎」
「また来てくれよ!絶品のアヤアユだからよ!そして冷めても美味しいからな!」
アラアユ…?というお魚系の生き物らしいな!美味しそう!
「いただきます!」
ハムッ…!
ナニコレすげえ美味い!
食べると食感は、柔らかい。骨がなくタレの味がさっぱりしてて、とても美味しい!
「これは!美味しいな!」
その美味しさでめっちゃ感動してしまった!
気づいた時には、一本のアラアユをパクパクと食ってしまいすぐに完食してしまった!
「あと一本は、またあとで食べるとしよう!冷めても美味しいって言ってたし!」
そのアラアユをカバンにしまった!
ーギルド
中に入ると受付のお兄さんががなんか困っていた。その横に朝見かけた少女が居た。
「あっ!リュウノスケさん!ちょうどよかった!パーティメンバー募集って分かります?」
「あの寒い人!」
おい?
なんか聞いたことがあるし…大体わかる。こういう時…RPGだと、◯◯が仲間になった!とか、◯◯が協力してくれる!とかあるが…募集とかは、バンド募集とかでしか見たことないな…まぁ、ゲームでもあるとは思うけど…
「はい!大体は、わかるんですが……どうしてですか?」
「この子が……その…募集してるところ全部追い出せれてて…なんでも、『まだ全然強くないのに俺たちのところ来んな!』とか『足手纏い、やめた方がいいよ!』とか…『金がないならバイバイ。』とか……みんな酷いんですよね」
性格が悪い輩しかいないのか!可哀想だこの子…っと少女を見ると
「へへ。へへへへ。」
大丈夫か…壊れてんのか…?
「大丈夫です!私は!きっと強い魔法使いになるんです!」
っと、自信満々に言っているが…すごいメンタルしてんな!
「お願いです…リュウノスケさん…お一人でしたよね…?パーティメンバーになって貰えませんかね?」
っと頭を下げてきた。
「いいですよ!こっちも暇してたし!魔法使いがいてくれるのは、とても嬉しいな!」
正直ほっとしてしまった。このまま1人でこの異世界生活を生きて行くなんてとんでもない…
と思っていると、お兄さんが満面の笑みで喜んだ
「やったあ!いいんですか⁉︎ほんと!困ってたんすよね!ありがとうございます!」
横にいた少女も
「嬉しいです!頑張りましょう!足手纏いになるかもしれないですが…よろしくお願いします!私!アリサって言います!」
とても喜んでいた!
「おう!こちらこそよろしく!リュウノスケだぜ!」
よっしゃ!めっちゃRPGみたいだな!ついに!僕らの冒険が…!
「あの…いきなりなんですが…任務をお願いしていいですか…?」
「「任務⁉︎」」
いきなりすぎて、ハモってしまった。




