第十六話 あれ?大会あるん?
お久しぶりです…ちょっと…ステータス書くのが…無理…パタッ
あれから数週間。
ぼちぼちツリーハウスの広場ができ始めている。
強度に関しては一応全員下で待機して落下ししないようにしつつ、秋白自身が確認、実際に全員乗ってみて(下に買ってきたクッションを設置)、この分なら100人乗っても大丈夫でしょとは秋白談。
何でもこの世界の木材は地球の木材より強度があるらしい。
どれくらい?って聞いたら呪文が帰ってきたのでもうあきらめた。
私が計算式をべらべらしゃべった時も同じような事言われたので、もう我々特有の何かだと思うことにしよう。
簡潔にまとめると、この世界特有の魔力とかの外的要因によって木自体の強度が上がっていると思う、とのこと。
うん、おっけ。多分理解した。
ツリーハウス同士の繋げ方はつり橋となっていて、いい感じの枝を見つけてはそこを中心に組み上げている。
けど、毎度毎度都合よく見つかるわけもないので、秋白は街に行った際に色々調べていたらしい。
何なら大工の友達もできたよ~と言っていたので、コミュ力お化けの底力を見た気がする。
で、私に白羽の矢が立った。
というのも、あれから朱夏が入り浸っているらしい魔法屋に全員で行って属性適正なるモノを知ったからである。
私は木、空、霞、朱夏が火、水、聖、秋白が金、雷、光、氷人が水、氷、闇、金央が土、金だった。
何で私だけ2つやねんと金央は不貞腐れたが、多ければいいというわけでもないと言われて何とか機嫌は治った。
で、何で私に白羽の矢が立ったかというと、木属性の属性適正があるから。
魔法は、10レベルのうち、すべてのレベルで新しく魔法を習得できる。
そのうち、木魔法のレベル1、つまり最初に取得できるのが[成長]。
文字通り木や植物を成長させる。
つまり、これで適当な枝生やしてくださいお願いします、ってこと。
まあそう言って頼られることに関しては悪い気はしないので、とりあえず適当な木にかけてみたんだわ。
まーそしたらむずくて。
適当にかけちゃうと木自体が成長してしまうのね。
だから一部分だけ成長させるっていうのは結構難しかった。
MPも食うしね。
だからとりあえずは草とかで練習して、ゆくゆくは木で、ということになった。
何なら木全体を成長させたら新しくツリーハウス作れるやん、という話にもなったしね。
まあそこらへん頑張ります。
とはいえ、使ってたら成長するのがスキルというもので、まだようやく草から狙った場所に新芽を出すくらいの技量だというのに木魔法がレベル2になってしまった。
これは良いんだろうか?
まあ、レベル2は[葉弾]って言って、そのまま切れ味の抜群な葉っぱを塊で発射する感じの攻撃魔法だったので、攻撃手段ができたのはいいことね。
で、ここまではほぼ過去回想で、今は街にいる。
なんだか前よりお祭り感があって、すごいにぎわっていた。
人口密度おかしいもん。ぎちぎち。
で、何があるんだろう、と思ってたら、ギルド集会場に寄ってみたらよく分かった。
あ、最近は薬草集めとか、街のお使いとかに良く行ってお金を稼いでる。
ギルドは一応5人登録してるけど、名前は未定。
まあ、候補はあるんだけど、今それどころじゃないというか、家が優先というか。
そんなことはどうでも良くて、前言ってた世界一ギルド決定戦という大会があるじゃないか。
それがあと数週間であるらしい。
初耳である。
時代と共に地味に開催する日時がずれているようで、本に書いてあった日時よりも早かった。
よって知りませんでした。
はい。
因みに、ほぼ強制参加に近いものがあるらしいと聞いていたので、ちょっとビビったんだけど、予選を勝ち抜かないといけないらしく、もう予選は終了している。
つまり、今回は出なくていい。
いやぁ、よかったね。
今のまま出たら予選でコテンパンにやられちゃう気がする。
どっちにしろレベル30以上が5人以上いないと出れない決まりだけども。
今はまだ10かそこらだからね。
ということで、その日は観戦に行こうとは思う。
ただ、大会自体は3日続く。
理由は大会の形式にある。
大会は全部の相手と戦い抜く総当たり戦。
決勝に出るのは10組、総当たり戦なら45戦もある。
一日15試合ってなんていう地獄ですかね。
45戦中一組が出るのは9戦。
一日に詰め込まれた地獄ね。
順番は基本的に一瞬で終わる戦い→長めになると予想される戦いといった感じで3日間に割り振られている。
よって、皆観戦したいのは3日目。
それに倣って私たちも3日目に観戦に行きたいところである。
この大会には勇者様も出るとのことで、顔を覚えておいたり、戦闘スタイルを覚えておいたりしても今後に役立つだろう。
「まあ、ここら辺は要相談だな…」
と言いつつ、ギルドごとに借りれる席があるので、3日間5席をサクッととっておいた。
地味にお金が発生するようで、今回の依頼でもらったお金が消えた。
あとで割り勘させるために金額は覚え…いや、一人3000やな、あとで払わせよう。




