ハリウッドスター型異星人による神業テクノロジーによって世界の権力者たちのプライバシーが世界のTV番組に同時生中継される
「なぜ、私があなたの処に突然メディアジャックしたか、薄々分かっておりますよね?」
私がそう話している間に、テレビ場面が四分割され、画面、上の二つはアメリカ大統領と日本対策本部長官が映り、下二つの画面には、内閣官房長官と防衛省長官が映し出され、下の画面の日本人もテレビを見たのかして、気付きアタフタしていた。
自宅にいて、先ほど内閣官房長官から呼び出され、着物を着た奥さんに身支度をしてもらっている、仲慎ましいのか、甘えん坊のオヤジなのか分からない状況が、これまた全世界に流れたものだから、世田谷の大きなお屋敷内を夫婦二人で、部屋を次々に移動したが、それを素晴らしいタイミングで監視カメラなのか、隠しカメラなのかが、キャッチし、ギャグ状態になっていた。
仕舞には二階の二人の寝室まで逃げたのだが、ここもやっぱり隠しカメラが二人を捉え、寝室にある薄型液晶テレビが、突然電源が入り、私が映った。
当然二人は飛び上るほどびっくりしたのは言うまでもない。
「そう、逃げないで」
私はそう言って、私と私の実家の妹と親父を確保せよと言った、動かぬ証拠映像を、ホント感心するぐらい、どこから用意したのか流し始め、またまた全世界に放送された。
まさに魔法と言うしかない。
私は大分慣れて来たが、世界は完全にパニック状態だろう。
その証拠に私の前に並んでいるモニターの数がぐんぐん多くなり、横と縦に伸び始め、こんなにここって天井高かったかな?とか横が長くなり、完全に映画「マトリックス」状態とここも化していた。
ちょっとの間だが、放置していた妹の映っているモニターでも、慌しくテレビクルーが沙耶の後ろを動き回り、ちょっと眼を話している隙に、沙耶の横には女性リポーターがマイクと原稿を持ちながら、何か話していた。
世界中のライブ番組が、それぞれの考えをアナウンサーに喋らせ、その国々の一般市民にアンケート調査をやり出す国の番組も表れた。
私は、もう左手に持っていた子機が、必要が無いことが分かり、自分が座っているソファーの前の白いテーブルに静かに置いた。
「沙耶、オレは大丈夫だから、後は自宅に戻りなさいよ」
私はそう言って、反対に四面画像の四人にまた話しだした。
「あなた達の事は全部、ここにいる宇宙人に教えられました。
だから、速やかに自衛隊や警察を私の実家から撤退させてください。
また、この件に関して私と関わりのある親、兄弟、親戚、会社の?同僚部下上司、近隣の方、その他に干渉を一切持たないでください、なにか行動した場合は、ここにいる!」
そう言って、カメラの横に立って感心しながら見ているオーランド系とキャメロン系を私の横に来るように手招きしたが、彼らは一瞬、二人で顔を見合せながら、手でそれは結構です。
見たいに、ばってんを作ったり、手を横に振ったりした。
私はちょっとでイイから、頼みますと、全世界が見守るのか分からないが、二人にお願いした。
考えてみたら、全人類が初めて公式に多分、宇宙人と言って良い人類よりも遥かに進んだ文明を持った存在とご対面、なのに、彼らは恥ずかしがっているのか、分からないが断り続けたが、私の必死のお願いに、渋々移動して、私の座っているソファーの後ろ側に、お互い譲り合いながら表れて来た。
そんな絵図らも考えたらギャグ状態だ。
ただのオーソドックスなスーツを着た白人男女がちょっとづつ私のソファーに近付き、ちょっと緊張しながら、カメラの前にまるで記念撮影の様に立っているだけなのだから。
はっきり言って、何の説得力もなかった。
まるでお笑い番組のコントだ。
ハリウッドから最新映画の番宣で来日してきましたオーランド・ブルームさんとキャメロン・ディアスさんです。
ハーイ、ナイス、トゥユ、ミー、トゥーってな感じだ。全世界もどっちらけだろう。
私はここにきて紹介しない方が、やっぱり良かったかな~とも思ったが、後の祭りなので、これも良しとしようと気分を一新して、二人に全世界で観ている人類の皆さんに挨拶のほど、宜しくお願いします。と、まる投げにしてみた。
では、最初に男性の方!私は最初にオーランド系を指名してしまい、本来ならここはレディーファーストなのかな?とか形式をもっと勉強するんだった、とか、駄目だしをしている自分が俯瞰で言った。
「え~、私は工藤潤さんの、この地球の今後のことでジャッチ、審判を下して頂くサポートに参りました」
とオーランド系は簡単にそう答え、キャメロン系も右に同じくです。
と、まさかの中学生レベルコメントで幕を閉じた。
おいおい、これじゃ、まるで、私が今までの騒ぎの黒幕みたいじゃない?ましてや二人は世界のイケメン、美女なのに、こっちは40過ぎの華の無いおっさんなのに、あ~あ、失敗したな~とも考えたが、とりあえず彼ら超文明人を紹介したことで、良しとした。
そんな、どう考えてもトンチンカンで締りの悪い、紹介を終え、彼らVIPな人たちに、また、対面した。
「まあ、外見はどうであれ、間違いなく彼らは人類を越えた宇宙人です、そして、今のところ友好的で謙虚で、礼儀正しいので、余り私を困らせたり、怒らせる行為は慎んでください。
これは今テレビに流れている四人だけではなく、全ての国の全ての要人に話しても言っているのです」
そんな話をしている端から、画像にはあらゆる世界の要人が映し出され、代わる代わる、彼らが今までのテレビ画像を見ながら、からかい、毒づき、汚い言葉で罵声を浴びる映像が表れては消えていった。
その中には世界でも大掛かりなテロを展開した首謀者の映像も映り、御丁寧にも、そこのアジトと住所と彼ら一味の連絡が全て画面に流れ始めた。
彼らはよりによってニューヨークに滞在していたのだ。かと思えば、中国の共産党員が密会をしている処を生中継で流され、アメリカや日本、その他の国に対しての政策を話していた処を映し始めた。
そこでも、今私が出演って?
勝手に電波ジャックしたテレビ番組を見て、日本人のヤラセ番組が、と言って笑っただけなのに、そんな世界の大問題に発展しかねない、リアルタイムスクープ映像を次から次へと流していたから、このまま、世界の裏情報が赤裸々になり過ぎたら、もうここで、一気に核戦争へと発展しかねないから、思わずストップと大きな声で言ってしまった。
映像は、そして、今までのアメリカ大統領と3人を映し、私が映る画面を映した。
ホントにとんでもないテクノロジーだ。
このUFO内では世界のあらゆる情報が瞬時に吸い取られ、多分、隠しカメラや監視カメラが元々ない所でも、彼らの心のカメラで覗かれる?今みたいな感じで、白昼に曝されてしまうのだ。
まるで、わたしのプライベートを赤裸々に公開したマスコミや政府機関の様に、しかもその機関の何万倍のテクノロジーで全世界に公開が出来、世界のあらゆるテクノロジーを遠隔操作できるのだから、ここは、言ってしまえば神のいる天上界みたいなものだ。
まさに神がかりな文明だ。




