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まるでゴットアイにより全世界は震撼する

「分かった。全ては私が指示した結果だ。速やかに確保命令を解き、工藤さんの条件に出来るだけ合わせる」


アメリカ大統領はこんな土壇場の状態でも、潔く自分の行動を認め、更に交渉に移り始めた。


それに引き換え、同じ民族である日本人二人は、自らは何の意見も言わず、ただ、この状況をアメリカによって解決することを待っているだけの指示待ち人間に思えた。そう思った瞬間、私の頭の中には彼らのイメージが映像として映し出され、それが彼ら二人が行った過去の映像であることも、また一瞬で理解した。


防衛省長官は建物近くで飲んではいけないと言う防衛省内での決まりを破り、六本木、赤坂のクラブに新聞記者たちと飲みに行ったり、部下を連れて飲みに行ったりし、その部下に対して


「いいか、我々は人を使う立場だから、絶対に指示待ち人間にはなるなよ」と威張って、国の金で毎晩のように飲んでいた。


そして、その赤坂のクラブは中国の息がかかっていた。


お次は、と、内閣官房長官の身辺をイメージした時、私のイメージはまさにUFO内のテレビモニターに映し出されていて、それは、全世界に流れていた。


世田谷の豪邸の二階寝室では力なく膝から崩れる防衛省長官の映像も流れ、また、それこそが今の映像が真実であることを物語らせた。


なんてことだ、このUFO内にいるだけで、人間の潜在能力なのか?ナイトヘッドなのか分からないが、千里眼みたいな、人の心を読むような力まで覚醒されてしまう場のか?と、考え一時的に自分の思考をシャットダウンしなければとも考えた。


やれやれ、やっかないなテクノロジーな代物だ。


世界のTV番組内で話していたアナウンサーまでもが、喋るのを止め、私の映っているであろうモニターを見ていた。


実際、自分がテレビ局内でどう映っているかと思っただけで、局内の場面が、あるモニターに写り、簡単にチェック出来たが、そのことによりテレビ局内にいる裏方のAD等スタッフ達も映し出され、ある意味、これもプライバシーの侵害だよな~とも考えたが、全世界に放映されてしまったのだからしょうがないか。


殆どの生中継番組がまるで放送事故の様に誰も喋らなくなり、他の局か誰かがまるで生贄になり世界中にプライバシーを流されるまで黙っているようだった。


目立たないように、まるで目立つと、即座に神なのか閻魔様なのかに引き立てられ、地獄だと閻魔様の前で真実の鏡みたいなので、自分が生前生きている間、行ってきた全ての悪事が映し出されるような、そんな公開裁判みたいな御伽噺的なことを、この超文明を持つどこから来たのか、私もまだ聞いてもいないが、その外人型宇宙人二人組の神テクノロジーによって、目の前で展開したのだから、戦々恐々するのも無理は無いか?そう考えている矢先に、さっきから妹の沙耶の横で真剣な表情でリポートしている女性の過去がイメージしてきた。


勝手に入ってきたのか、私が興味を抱いただけで、この仕組みとやらが発動するのか分からないが、この女性リポーターが父親の縁故で仙台放送に入り、好きでもないディレクターと関係を良くする為に不倫を行っている現場まで、いつものように映し出され、御丁寧にもそのディレクターは不倫交際で使ったシティーホテル、レストラン代、タクシー代まで、会社請求する為に領収書を取っていた。こんなのも全世界同時放映だ、この映像は何年前のものなのだろう?微妙にファッションが古い、特に時代が分かってしまうのは女性のメイクや髪なのだ。


と、そんなモニターに写る映像を客観的に分析するのも、なんだかな~と思い、このままこんな状況を続ければ、かなりの人々が不幸に巻き込まれるだろう。


現に今映し出されていた人もだが、その周辺の関係者も今から状況は変わるだろう。


実際、ニューヨークの生中継では、先ほど映ったテロ組織とニューヨーク市警、SWATが現場に急行し、そのテロ組織が潜伏するアジトは瞬く間に包囲され、騒然とした状態が続いていた。


「この辺で、一旦終了したいと思います。でも、この様な全世界監視は、今後ずっと続けて行きます。ですから、突然、また電波ジャックが起こり、知られるはずもない、良く仕組みは分からないけど鉛の部屋だと超能力者の透視が不可能と言っているところでも、彼らのテクノロジーでは容易に透視しますので、そこの処を宜しく、あと、沙耶や知人、親戚の方には大変ご迷惑と心配をおかけしまして大変失礼致しました。

この場を借りて謝罪とさせて致きます。今後は各メディア関係者も私の実家や関係者各位に無闇な取材等はお断りいたします。忠告を無視した場合、どうなるかは、今までの流れでお分かり頂けましたよね」


私のコメントで、益々全世界のテレビ番組が凍りついたように静かになった。


妹も心配した顔で画面に写っている。


もう、沙耶の横にいた女性リポーターは早々と降板させられたようだ。


私はそして、一斉に全世界のTV放映回線と言って良いのか?をシャットダウンした。


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