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MURDER〜半グレだった俺が異世界転生して、どうやら勇者として世界を救うらしい!〜  作者: 81MONSTER(日本を代表する怪物)ポンコツ犬のタナトス


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第1話



 俺の名前は、リスタートらしい。捨て子だったのを、拾われたそうだ。




 そしてこの世界は、前世でいうところの異世界だというのが驚きだ。漫画やゲームみたいな剣と魔法のファンタジックな世界のようだ。




 育ての親は俺を、召使いとして扱っている。一応、飯は食わせてくれているし、暴力の類いは無いので今は大人しくしている。この世界に来て3年が経つが、ボロ小屋が俺の部屋だ。豚に似た家畜が同居しているが、慣れちまった。糞尿の匂いのなかで、飯を食うのは不満だがな。




 それでも生きていけるし、今はそれで良かった。どうやら俺の身体には、人よりも多目に魔力が流れているようだった。なのでしばらくは、その長所を伸ばそうと考えている。




 動き出すのはその後でも十分、遅くはなかったし問題もない。魔力量を増やしながら、その扱い方を学ぶことにした。家畜の世話をしながら、家主の言われるがままに働きながら、俺は魔術とやらを学んでいたのだ。



 ここの家主は俺に対して無関心だった。単なる労働力としてしか、見ていないのである意味では楽であった。ゴミクソみたいな駄賃をくれるので、月に一冊のペースで魔導書が買える。それだけ有れば、ひとまずは十分だ。



 そんなこんなで10年ほどの歳月が経って、俺は17歳(推定)になっていた。そろそろ動き出しても、問題はないだろう――そう、判断した。




 俺は夜中にボロ小屋を抜け出して、初めて町の外に出てみた。少しずつだが旅に必要なものは買い集めていたので、すぐに野垂れ死ぬということはないだろう。俺がいた町は小さな町だったが、住み慣れていたので名残惜しい気持ちは僅かにあった。




 地図とコンパスもキチンと用意していたので、道迷いをする心配もそこまでないはずだ。ここから北西にある大きな街に行こうかと思う。そこでまずは、【道具屋】を探すことにする。どんな世界にでも、必ず闇は存在するからな。




 欲しいのは身分と住処と収入源――この三つだ。



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