最下層へ
3000字超えた。
そして91階
氷山、火山、暴風雨、荒波、揺れる大地に入り
宝を見つけて取ってくるエリア。
「皆に耐寒、耐熱、アイザワ少尉には空中浮遊の術
かけてっと」
「俺は何もしなくても平気だから」
そういうマサトシ。
「そうですか?」
「揺れる大地くらい平気なんだ」
「分かりました。気をつけて」
「おう」
各自部屋に入る。
「よいしょ・・・お、デッカ!
結構凄いね暴風」
びゅうびゅうごうごうと暴風が吹き上げ、
雨が叩き付けるが
気にせずに手を翳して目を閉じる。
そのまま20秒たった頃。
「捉えた。消えろ」
目を開け手を振ると、暴風雨が消え光が差した。
「あ、あった宝。
へー綺麗なエメラルド」
宝を手にして部屋を出る。
しばらく待つと続々と部屋から出てくる。
「大尉早かったですね」
氷山からイジュン。手にはサファイアの原石。
「暑かったー」
火山からイーサン。手にはルビー。
「ふぅ、なんかゲット。これなんだ?」
マサトシがタイガーアイを。
「皆早いわね!
大尉ありがとう。おかげで濡れずにすみました」
オトハがアクアマリンを手に持っていた。
「皆宝石だね。それはタイガーアイかな。
宝って単純だな。
ここに嵌る所がある」
床に穴があり、はめ込むとガコリと音がして
次の扉が開く。
「じゃ次、行きますか?」
アルが訪ねると頷く一同。
扉に手をかけ開けるとエプロンとバンダナをした
ゴブリン達が。
「あ、こんにちは」
アルが挨拶すると、キビキビと動き出す。
籠を持ってきて目の前のテーブルに中身を並べる。
「あ、素材当てってそうやるの。
エプロンきてるゴブリン達、
料理の食材当てだっけ。
君達が料理をしたの?」
聞くとうんうんと頷くゴブリン達。
「お疲れ様。
えーっと素材、分かるものあります?」
他のメンバーに聞く。
「えっと、
確かこれはポーションの材料の薬草だよな?
名前は白露草だったか。
上級ポーションに使われているやつだ」
イジュンが言うとゴブリンが手で◯を作る。
「これ傷薬を作る材料よね?当帰だっけ」
オトハが答え正解する。
「これタンポポか?」
マサトシが答えて正解を貰う。
「確か魔唱石の・・・。
灯りの材料に最適なやつ!
災害時に使った事あるんだよね。
懐かしい」
イーサンがそう言い、◯を貰う。
「アレみんな答えられてる。凄いね。
後は僕が料理に使われてる肉を当てればいいだけかな」
ゴブリンに確認すると頷いて、
お皿を置いた。
美味しそうなステーキが乗っている。
ナイフとフォークを置いてくれた。
「ありがとう。
じゃ、いただきます」
優雅な所作で切り、口に運ぶ。
「んー美味しい〜! 噛まずに口の中で溶けた!
え、これホントに君たちが作ったの?
料理上手いね君達」
褒めると照れるゴブリン達。
「ソースも美味しい!程よい酸味がいいね!
って、食材当てないと。
全部食べてから・・・」
優雅かつ素早く口に運び、完食する。
「ごちそうさまでした。
えーっと、これに使われている食材は
肉はブラッククラウンビーフで、
ダンジョンで採れる個体。
ソースはデミグラス。
ケチャップにウスターソースに
みりんが黄金比で入ってて、
隠し味に赤ワイン入ってるでしょ。
シャンリードの果樹園ダンジョンで採れるブドウで作ったワインで
1本100万するやつ」
ゴブリンが◯を作り、パチパチと拍手をする。
「おお当たった。これでクリア?
あとはボスだけだね。
そういえば、ボス倒しちゃっていいの?
君たちの親玉でしょ」
聞くと
『遠慮なく倒して下さい、
気に入らないボスなので』
と書かれた看板を出してきた。
「あ、気に入らないの?
リーダーでしょうに君達の」
そう言うと
『横暴で困ったリーダーなので。
遠慮なくどうぞ』
とまた看板が。
「あーそうなの。では遠慮なく。
ごちそうさまでした。美味しかったよ。
また食べたいな」
そう言うとペコペコお辞儀するゴブリン達。
「じゃ行きましょう皆さん」
声をかけると物言いたげな視線が飛んでくる。
「あれ?どうしました?」
「ゴブリンと普通に会話するのね、大尉」
オトハが言う。
「あー、うちの星は魔物の国があって、
人間と仲良くしてるから・・・。
ゴブリンとも仲良いですよ?」
「レンネスはそうだったっけ。
ミューラが確か魔物が襲ってくる星だったかしら?
魔術の星とはあまり縁がないから・・・。
魔物って頭いいのね。料理上手だし。
驚いたわ」
「このゴブリン達は特に料理上手ですね。
ここまで上手な者達はそうそういないかな」
魔物の国の王の専属料理人くらいか、と言う。
「さてと、じゃ、ゴブリンロード退治と行きますか。
あの扉から挑戦可能?」
ゴブリンに聞くとこくりと頷く。
「じゃあセーブして。行きましょう」
扉を開ける。
ゴブリンロードが立ち上がり、突撃してくる。
「散開!」
皆素早く避け散らばる。
「拘束」
光の帯が拘束するが、引きちぎられる。
「お?意外と力が強いねえ。
じゃ「足を止めるは冷たき氷 動きを止めるは光の鎖
かの者を留めよ」
光の帯が巻きつき氷が足元からゴブリンロードを凍つかせる。
ビクとも動かず顔を真っ赤にして咆哮を上げる
ゴブリンロード。
「はあっ!」
そこにイジュンが突っ込み首を斬り飛ばす。
光となって消えるゴブリンロード。
扉が出現する。
「扉だ。
ここからが問題か。
うーん、取り敢えず行ってみる?」
アルが言う。
「そうね、行ってみましょう」
オトハが言い、皆頷く。
そして地下100階。
「うん?なんかパズルがある。
こんなの情報にあったっけ?」
首を傾げるアル達。
「ジグソーパズル?
何かの絵が描いてあるけど」
そう言いながらさっさと解くオトハ。
解くと文字が現れる。
「ラスボスへの挑戦権獲得おめでとう。
この部屋の主を倒せばクリアだ。
主は
目はホオズキのように真っ赤。
身体じゅうにヒノキやスギが生え、
カヅラが生い茂り、
八つの谷と八つの丘にまたがるほど巨大で、
腹のあたりはいつも血がにんじでいる。
攻略のヒントは酒。
機動兵器使用禁止。
必ず5人以上で攻略する事。 健闘を祈る」
「情報保管庫へのアクセス・・・。できた。
該当する魔物は・・・・・これ?
八岐大蛇
太陽系第3惑星 地球 日本の神話に登場する
古の大妖。
太陽神 アマテラスオオミカミの弟、
ヤマトカケルノミコトが退治。
八つの門を設け、八つの桟橋をを作り、
7回絞った強い酒を飲ませて酔わせ、
眠った所をズタズタに切り裂き退治。
その際尾の先の中から三種の神器の1つ、草薙剣が出現。
酒で眠らせたって事は相当強い度数の用意しないとって事だよね?
大妖ってデカいよね?
量どれくらい必要なのかな」
うーんと唸るアル。
「え、地球の神話時代の妖怪?
私達でそれを倒すの?
ヒントは酒?
イジュンは酒弱いから、
酔って使えなくなるわよ?」
オトハが言う。
「嗅覚を遮断すれば大丈夫だ。
それにしても、大昔の大妖怪とは。
神が知恵を絞り倒したモノを人が倒すとは、
中々燃えるな」
とイジュン。
「嗅覚、どうやって遮断するんだ?
なんか術でもあるのか?」
マサトシが言う。
「いや、俺は知らない。
そのような術は習っていないし、
ホズミには存在しない」
思いっきり断言するイジュン。
魔晶石とは、魔術具の燃料となる物。
電池。
種類が豊富。魔術具によって最適な物が分かれる。
次回に続く。




