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次元守護者の職務執行記   作者: 麻の葉りり
第1章 疾風と桜の出会い

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兵器の破壊命令

数ある作品の中から読んでいただき、

誠にありがとうございます。


初の長編モノに挑戦。

建国記念の祝いの日に国が滅ぶ。

しかも判断を下したのが次期国王。

側近達も諫めず味方をし、貴族達も賛同する。



ー見るものは見たし、「執行」開始しようか。




       〜遡る事3時間前〜


     次元基地ノアステラ・司令官室


「アルマート・ヴァータイト、入ります」

パシュンと音を立てて扉が開き、1人の人物が入室する。


マラカイトグリーンの髪に常磐色(ときわいろ)の瞳、

男性にしては小柄だがスラリとした体格。

整った顔立ちには、少し険しさが滲む。


「ああ、来たかアル」

そう言ったのは部屋の主にしてアルマートの上司

ノルフェウス・キルバーン。


次元の監視と平和を護る次元監視執行機関

        「DSEA]

その実行部隊【ガーディアン】の司令官である。


「では時間がないので今回の任務を伝える。

レックス」


呼ばれて頷いたのは、副官であるレックス・ロイス。


「任務は2つです。


 まず1つ目。


惑星エルボワ、リシル王国の建国祭で

王太子 アルフレッド・リシルが

婚約者かつ隣国アース国『リューゼム商会』商会長令嬢、ベアトリーチェ・リューゼム嬢との婚約を破棄するとの情報が入っています。


この婚約は財政難に喘ぐリシル王国を存続させる為のもの。


本来ならばとっくに財政破綻している筈のリシル王国が今まで存続できていたのは、婚約があってこそ。


リューゼム嬢の王室入りで王家以上に財力のある商会と縁を結び、

更に聡明なリューゼム嬢の知力を借り財政を立て直し、国を守ろうとした。


婚約した時から支援はしていたそうですが、

この婚約破棄で支援は無くなり国は崩壊します。


この情報は1年前には入っていました。

確定情報でしたので対策済み。


リシル王国はアース国に併合されます。

準備は着々と進んでおりあとは王太子の婚約破棄宣言を待つのみ。


貴方には婚約破棄を見届けて貰います。

王太子が婚約破棄を宣言してリューゼム嬢が了承するまでで結構です。


2つ目。


その建国祭で王太子が発表しようとしている、

支援金を横領して作った兵器。


貴方には、その破壊をしてもらいます。


映像がこちら」


画像を投影する。


そこに映っていたのはサソリやムカデ、

虎などの見た目の大型の機械。

人型もいる。


アルマートの目がスッと細くなる。


「前にも作ろうとして設計図などは没収し、

2度とこの様な事はするなと釘を刺したのですが、 何故かまた作ったようで。


《ひっそりと研究していた者を脅し、

設計図を押収。

それをもとに作らせた》

【センチュリオン】マクガイル司令からの報告が」


ノルフェウスがげんなりとした顔をする。 


【センチュリオン】とは監視分析を主な任務とする部隊で、司令官は別にいる。


忙しさ故に別の場所にいる事が多い。


「これを知った()()()()もお冠でな・・・。


国を滅ぼそうとエルボワに乗り込もうとした。


"兵器の破壊と残骸の回収する所をリアルタイムで見せる"


そう説得して渋々納得してくれた。


流石に前と同じ事をさせるわけにはいかないからな。


破壊は試験部隊のアピールに丁度いいと思って向かわせたが、

お前にも行ってもらう。


「災厄」は近づいている。


単独行動している者も、チームで行動する事を想定して動いてほしい。


この任務から、試験チームの元におまえを派遣する。

共に行動し、任務を果たせ。


今日付けの辞令で終了は「災厄」の破壊までだ。


調べた所兵器のスペックは()()より随分と劣っている。

まぁ当然だな。


試験チームと共に速やかに破壊するように。

執行開始のタイミングは兵器のお披露目後。


合図はアル、お前が出せ。


会場には現地職員も呼ばれているから王太子拘束後、職員に任せて新兵器破壊に移れ。


容赦はするな。


研究者は保護済み。

事情聴取後ここの職員になる。


建国祭は今から3時間後に開始される。

急行してくれ。


現地職員と試験チームにはお前の事は伝えた。


詳しいデータは端末に送った。


何か質問は?」


()()()()に提供する映像は誰が撮影を?」


「それは次元航行艦『グラジオラス』と現地職員達が撮影する」


「了解しました。

あと整備士のロッシュ・ハイドを連れて行ってもいいですか?

彼僕の専属にしたいのですが。腕いいですし」


「話があったあれか。

任務終了後に向かわせる。


他には?」


「僕が合図を出すのですか?

大佐や現地職員ではなくて?」


「大佐は艦内にいるし、現地職員は招待客でもある。


他の惑星のお偉方も気にしているからな、

本部付きの執行宣言は効果絶大だろう。


表にでるまでは変装していろ。

他は?」


「ありません」


「よし、では直ちに惑星エルボワへ向かえ」


「了解」


敬礼した後、退室する。


「頼んだぞ。〈疾風(しっぷう)の魔導師〉」


ノルフェウスがポツリと呟いた。


機体格納庫までの転移エレベーターを使い、

自機の前まで向かう。


緑色を基調とした、魔法使いのような見た目。

右手には杖を持ち、左腕には小さな盾。

剣も装備しており、

肩や腰回りには、菱形の特殊武装が付いている。


機体を見上げると、体に風が纏わりつきフワリと宙に浮く。

そのままコクピット前まで飛行する。


手を翳すと光りコクピットハッチが開く。

乗り込み手慣れた動作で機体を起動させる。


「機体に異常なし。


アルマート・ヴァータイト シルファ

転移許可ポイントまで移動」


フワリと浮き上がり、

転移許可されてきるポイントがある場所まで静かに移動しつつ準備にかかる。


「次元移動魔法起動。

転移先 入力。


転移準備開始」


機体のスクリーンに文字が浮かび上がる。


『転移準備開始 術式展開


転移先 惑星エルボワ リシル王国A-01(エーゼロワン)


術式・魔法陣異常なし 

マナ・リアクター出力正常値


転移準備完了』


掲げた杖がポウと光り、巨大な魔法陣が足元に出現する。


「さて、行こうか」

そう言うと機体が白い光に包まれていく。


光が消え去ると機体は消えていた。































転移ポイントはいくつかあり、決められた場所以外にダイレクトに転移するのは禁止というルールあり。

(緊急時は許可とればOK)


階級自衛隊式と迷った。

某魔法少女ものと被りそうだから軍隊式にしました。




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