11
その後、お父様より正式に全国民に向けて発表がありました。驚くことに反対意見がほぼ無かったらしく、ほぼ全ての国民が私達を祝福してくれたとのこと。
「味方は作っておくことに損はない、ね」
私は1人呟きました。
******
〜数年後〜
「エリザベス王女殿下、貴殿を女王に任命する」
「はっ、前国王陛下、並びに王妃殿下、このエリザベス、確かに承りました!」
「うむ。これからの王国を頼んだぞ」
「はい、お任せを!」
「・・・というわけで、お父さん達は郊外に買ったお屋敷で隠居生活をするから、年に一回くらいは顔を出してね」
「お父様・・・変わり身が早いです」
「いいではないですかエリー、ブライはそこが素敵なのですから」
「久しぶりにお母様の惚気を聞くことになりそうですね・・・」
「そもそも私がブライに惚れたのはもう何十年も前なのですけれど、当時から彼は・・・」
〜10分後〜
「それで私が殴られそうになっている彼の前に立って止めようとした時・・・」
「お父様、お母様はまだ続きますか・・・?」コソコソ
「こうなったナミレラは止まらないからね・・・私は既に諦めている」コソコソ
〜20分後〜
「それで私は王妃になったのですが、彼は誰よりも喜んでくれましたの。そういう他人の幸福をまるで自分のように喜んで・・・」
「・・・ふわぁ〜」ウトウト
〜30分後〜
「・・・というわけで、今の私がありますの。・・・あら?」
「すやぁ・・・」
「ははっ、エリザベスは眠ってしまったようだ」
「むぅ、母の話を最後まで聞かないなんて・・・」
「よいではないか、このめでたい日なんだ。・・・ほれ、エリザベス、起きなさい」
「ん・・・ふぁ、はっ!私、寝てました?」
「うむ。だが問題はない。今は3人しかいないからね。全国民へ向けての発表は明日行い、その後君は王座に、私達は隠居する」
「寂しくなるけれど、たまにこちらにも顔を出すんですよ」
「はっ、分かりました。・・・これで儀式(?)は終わりですね」
「うむ、今日はもう休むといい。明日は忙しくなるからな」
******
そして翌日、正式にエリザベスが女王に就任、またルイスとの結婚も発表され、王国は賑わった。但し、それを面白く思わない者も居たことは書き記しておく。




