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原始から始める1000年人生  作者: 相馬颯
平安の凶人たち
115/118

鴨がねぎ背負って

 「ゆうくん、平家軍がいっぱい来るよ。」

 

 「どこに?まさかここの居場所が割れたのか?」


 「木曽に。清盛が敗北にブチギレて木曽にびっくりするくらいの大軍を送るんだってさ。」


 「逆ギレするなよー、壇ノ浦が起こらなくなったらどうするんだよー。」


 「どうする?全員倒す?」


 「うーん、難しいな。全員殺すとまた大変なことになるんだよな。だからほどほどに倒す。」


 「なにか地雷でも埋めるんですか?」


 「地雷はあとが残るだろう。だから遠隔操作の爆弾にする。」


 「いくつほど?」


 「100個くらいが妥当じゃね?」


 「了解。」


 ◇ ◆ ◇


 平家軍が進む、木曽義仲の首を目指して。最初は舐めプしていたせいでボロ負けしたが今回は負けんだろう。

 

 倍の軍勢で向かっていることもあり兵たちは自信がついていた。


 ◇ ◆ ◇


 義仲のもとに以仁王からの命令がきた。曰く、平家と戦えとのことだ。

 

 ちょうどこの前ドンバチした相手なのでやることは変わらないのだが、大義名分があるのとないのではメンタルへの影響が強い。


 彼には心強い部下がいる。


 「籠城したところで物量には叶わない。ならば、彼らが休んでいるところで奇襲を仕掛けるべきです。

 奇襲作戦ならば敵は烏合の衆。ある程度の機動力があればとても有効打たりうる作戦ですが、どうなさいますか?」


 「だれがやるんだ、そんなこと?」


 「私がやりましょう。」


 「兼平がやるのか?心強いが。」


 「喜んで前線に向かいましょう。源氏を率いれるのはあなたのみです。」


 「兄上がいるではないか。」


 「頼朝さまなら、先日討ち死になされました。あなたが最初に平家に勝った源氏なのです。」


 「そうか、ならば入京して都を変えてやる。」


 ◇ ◆ ◇


 「あとどれくらいだ?」


 平家軍が休んでいる。なんとありえないことに酒まで振る舞われている。


 おごりにおごった結果なのだろう。だが、これのせいで彼らは決定的なすきを晒していた。


 

 




 


 

 

 

 


 

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