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第7話 春馬崩壊

 次第に寒さが増しつつある11月中旬。


 部活は秋季地方大会中国地区大会1回戦にて敗退。


 高校行事としても、体育祭、野外活動などのイベントラッシュも終了。


 ようやく落ち着きつつある時期である。


 しかし、その落ち着きつつある時期ゆえの事件が起きる。


 いや、それまでの騒がしさゆえの事件であろうか……


「よし、朝会始めるぞ~」


 平日朝。いつものように担任が教室へと入ってくる。つまりがもうそうした時間というわけである。


「へ? 春馬君がいないよ?」


 今まで疑問に思っていた近江だが、ついに春馬が朝会にまで来なかったことに疑問を持つ。授業自体はサボり常習犯の春馬だが、部活関連の公欠を除けば学校自体の無遅刻無欠席は守り続けていた彼である。

そして本日まだ来ていないことについては、もちろん野球部関係の理由でも、兼部しているサッカー部関係の理由でもない。


「新田春馬は休みだと。親御さんから電話があった」


「「え?」」


 意外そうな声を上げる近江と楓音。


 体の頑丈さから、病気や怪我とは無縁そうな春馬の欠席である。


「それと最上」


「はい」


「新田春馬からの伝言だ。野球部の練習は任せる、と」


「分かりました」


 そして直後に声をかけられた最上は、意外に淡々と話を受ける。


 ムードメーカーでありながら非指揮官肌の近江をキャプテン固定するため、春馬不在時には副キャプテンの最上が監督代行を務めることが通例だ。それにしては最上の対応はあまりにもリアクションが薄すぎるものであった。


『『(これは、何か知ってるね)』』


 こんな時だけ女の勘を働かせる野球馬鹿2名である。


―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――


「で、最上くんは何を知っているのかな?」


「ん~、何のこと?」


 次の授業が理科室での物理のため、移動の準備を行う最上。しかし楓音や近江はそんなことはそっちのけで最上へと質問の嵐。


「ねぇ、ねぇ、なんか春馬君のこと、知ってるんでしょ」


「ん~となぁ、日野さん、広島にドラ1だったな」


「「話を逸らさないっ」」


 それもよりによって今更な話である。


「物理って今日は何するんだろうな」


「知らない」「力学のはず――じゃなくて、話を逸らさないで」


 今やっている内容が分からない近江は大問題である。


「バナナって、おやつの300円に入るのかな?」


「「だから話を逸らさないっ」」


 そうして話を逸らし続けたあたりでようやく準備ができた最上は、2人をおいて先に理科室へと向かう。その彼を追いかけるように、楓音は急いで準備を、近江も準備を整えるもこちらは少しかかりそうである。


「待って、楓音。ちょっと待って」


「待たない」


 教科書やノート、筆記用具を抱えつつ、先に教室へと向かった最上を追跡。もっとも彼も走っているわけではなかったので、小走りであればすぐに追いついた。


「ねぇ、春馬くんに何かあったの?」


「……近江には言わないなら。それが条件」


「う、うん。まだ近江ちゃんは来てないから大丈夫」


 最上は周りに誰もいないことを確認すると、


「昨夜、病院に飛び込んだらしい」


「え? 病院?」


「声がでかい」


 本気のげんこつが楓音の頭に落ちる。利き手とは逆の左手を使うあたり、ピッチャーとしての自覚はあるらしい。


「いたた……ど、どういうことなの?」


 少し涙目になりつつ問いかける。


「昨夜、急にパタリといったらしく、親御さんが慌てて車に乗せて病院に運び込んだんだと」


「だ、大丈夫だった――」


「だから声がでけぇ」


 またげんこつが落ちる。


「過労だと。医師からもしばらく無茶するなって言われたらしく、学校も2、3日は休むと」


「なんで最上くんが知ってるの?」


「監督代行だからな。一応言っておくと、知ってるのは僕だけじゃないぞ。もちろん学校も知ってはいるし、生徒会との兼ね合いもあるから南も。なんなら兼部しているサッカー部の方もな。新田曰く隠す内容じゃないらしいが、『近江が知ると面倒だから、伝えるなら最低限の人間にだけ伝えろ』とメールできた。今は家にいるらしい」


 最上は制服ブレザーの下でこっそりメールチェック。携帯電話等の使用は禁止であるが、律儀に守っているのは一部優等生のみである。もちろんその優等生に新田春馬と言う不良優等生は含まれず。


「じゃ、じゃあ、宿題とか配布物とか私が持っていくよ」


「いや、僕が行く」


「で、でも私、春馬くんが心配で……」


「悪いことは言わねぇ。やめとけ」


 一見すれば辛辣なような言葉で拒否。しかしそれには彼なりの思惑、そして思いやりがあるのである。


「楓音も思い人の弱弱しい姿を見たくないだろ。ここは素直に引いとけ」


「う、うん」


 しつこい楓音へは春馬の現状を教えるまで。配布物はすべて最上が引き受けることに。


 楓音の持つ恋心を知っている最上の気遣いである。



 なお、最上曰く『弱弱しい姿』の春馬は今頃……


「う~ん、損切しちゃうかなぁ。いや、でもできればもう少し」


 学校を休んでパソコンで経営シミュレーションゲームをしていた。


 確かに普段に比べると顔色は良好とはいえないし、野球部らしく動き回るような元気はない。だが一方で朝からうどん2玉を食べ、さらに朝食後にフルーツもお腹に入れてしまうあたり、食欲は良好。状況は悪いなりにも、なかなか良さそうである。


―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――


 やや曇り気味の天候が気になる土曜日。それも今となっては、夕焼けがうっすらと雲間に移る時間帯。


 新田春馬家のインターホンが鳴る。


 押したのは近江。その後ろには楓音と最上。


「は~い」


 少し遅れて聞きなれた声が扉を挟んだ向こう側からする。


 カギは最初からかけていなかったようで、靴を履くような音の直後には扉が開く。


「よっす。最上以外はお久し――」


 と、3人を出迎えるわけだが。


「春馬く~ん。会いたかったぁぁ」


 近江、いきなりのダイブで抱き着き。


「あぁぁ、もぅ。邪魔」


 頬を摺り寄せて甘えてくる。彼女は筋力的には非力なはずなのだが、こうした時だけはスラッガー並みのパワーを見せるわけで、春馬としても引きはがすのに一苦労。


「最上。今週は野球部任せて悪かったな」


「いいや。このくらい気にするなって」


 彼女を引きはがそうにも、驚異的パワーでしがみついてくる。一進一退――というより膠着しつつある状況の中で、春馬は最上に礼を伝えておく。が、最上自身はあまり気にするような案件ではなかったもよう。むしろ最上としては、今まで野球部について丸投げしていたことを謝りたいくらいである。


「しかし、どうしてこの2人にバレたのかは聞かせてほしいところだな」


「いやぁ、楓音がしつこくてな?」


「それで?」


「『近江には内緒な』ってこっそり教えたら――」


「それ、ダメなヤツだろ。お前がこれから言うことが手に取るように分かるぞ」


 ベタな展開である。


「おそらく正解だと思うけど、新田の答えを聞かせてもらおうか」


「『他の人には内緒』って、楓音が近江にしゃべったんだろ?」


「正解は省略しようか」


 正解らしい。


 こういった話を「他の人には内緒」と言ってしゃべると、えてして「他の人には内緒」を枕詞に連鎖して話が広まっていくものである。絶対に広めてほしくない話は、最初から他人に話さないのが吉である。


 しがみつく近江を引っ張るように部屋に案内する。


 何度も来たことがあるため案内は不要だが、これもいつものやりとりである。


「みんなが来てくれて助かった。1人じゃ食べきれないからな」


 自室のドアを開けると、部屋の中央にある机に鍋on電気コンロ。そして大量の豆腐や野菜の他、発泡スチロール箱の中にはカニ。


「カニか。これまたいいものを」


「鳥取のじいちゃんから『春馬。しっかり食って体を労われ』って、クール便で送られてきた」


「鳥取ってことは境港のカニかぁ。両親は?」


「母さんはカニが苦手。父さんは『友達でも呼んで食え』って、会社仲間と居酒屋だって。父さんもトシだし、あまり多く食えないもんな」


 確かに春馬の近くに置いてあるカニは、育ち盛りの男子2人しても多いくらい。育ち盛りの男子3人+女子1人でなんとかと言ったくらいだろう。そう、男子3人+女子1人でちょうどいいくらいなのである。


「もしかして、カニだめだったか?」 ← 男子高校生


「いいや。割と好きだけど」 ← 男子高校生


「私も嫌いじゃないよ」 ← 女子高校生


「私も~」 ← 女子高校生……の皮をかぶった実質的な男子高校生


 ちょうどいい組み合わせである。


 と言うのも、経緯はだいたい春馬の言うとおり。鳥取に住む祖父からカニが送られてきたのだが、春馬一家では消費できる量ではなかった。そこで最上に加え、先の理由で春馬の不調を知っていた楓音・近江を呼んだのである。


 というわけで、春馬の慰労も兼ねてのカニ鍋パーティー。


 春馬が指揮を執ろうとしたのだが、そこは最上&楓音が制して具材を鍋に投入。そしてここまで何もしていない食いしん坊の近江は、湯気で蓋が動き始めたあたりから落ち着きがなくなってくる。


「しかし、なぜこの3人に? 他にも野球部のメンツいるだろうに」


「さすがに全員は呼べないだろ」


「そりゃ、まぁ……」


「特に猿政あたりが来たら、1人でペロッといっちゃうし。このメンバーならクラスメイトと言い訳できる」


「なるほど」


 中途半端に他クラスメンバーを呼べば「なぜおれを呼ばない」のような問題になる。しかしこのメンバーなら「クラスメイトだし」と言い訳も可能である。別に他のメンバーをハブっているわけでも仲が悪いわけでもない。


「それより新田。ごめんな、今まで野球部の事、丸投げにしてて」


「最上が気にするようなことじゃないぞ。自分の自己管理の問題だろうし」


 ふと思い出したような最上の謝罪にも、春馬はいつもの彼らしい返事。一見すれば気を使っているようだが、ある意味でそれもまた事実。


 春馬は蛍が丘高校の中に限定すれば、完璧超人に近いハイスペック人間である。ゆえに様々な頼みや問題が彼に集まるのだが、それを周りに任せずに抱え込む節がある。そして抱え込みすぎた結果、重すぎて支えきれなくなったのが今回である。春馬自身が無理なものは無理と断り、周りに任せるべき案件は周りに任せておけば、こうならなかったのも間違った予測ではない。教員はもとより、生徒会長の南、兼部先のサッカー部員だって彼の立場は知っているはず。断っても南あたりから愚痴はあろうが、本格的な文句は出ないだろう。


「僕が言えるようなことじゃないかもしれないけど、今後は何かあったら言えよ。できることはやってやる」


「あぁ、頼むことがあるか分からないけど、その時は頼むよ」


 話もほどほどに盛り上がり始めたあたりで、楓音が鍋の蓋を軽く開けて確認。


「あっ、ちょうどいい感じかも」


「じゃあ、温度を下げよう」


 その楓音の合図に最上が電気コンロの温度をダウン。


「さて、蒸しっぽい話もこれくらいにして、食べ始めようか」


「いただきまぁぁぁす」


 春馬はそこそこ威勢よく、近江はとっても威勢よく。


「いただきます」


「よし、いただきます」


 楓音と最上は律儀に静かに手を合わせ、軽く会釈して食べ始めた。


―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――・―――


 さすが野球部所属の高校生。春馬の父が「食べきれない」と言っていた大量の食材が、次々となくなっていく。と、言ってもまだ量はあるが、あくまでも最初に比べると減っているというくらいである。


 ボールへと積み重なっていくカニの殻。しかし半分くらい食べたあたりで、ペースも落ちてくる。むしろ食べるばかりだったころから、話を間に挟み始めたのもあるだろう。


「かの~ん、おかわりぃ」


「すまん。僕も」


「は~い」


 近江と春馬が楓音へとお茶碗を渡すと、彼女は後方に置いた炊飯器からライスをよそう。


「本当に悪いなぁ。来てもらってそういうことしてもらって」


「気にしなくてもいいよ。春馬くん、お疲れなんだし」


 そもそもこの大量のカニ自体が、鳥取にいる春馬の祖父から「体を労われ」と送られてきたものである。それだけに春馬を動かそうとしないのは当然と言えば当然でもある。


 ただそれだけではなく、楓音としては春馬に頼られるのが嬉しいというのもある。


「しかしなぁ」


「春馬くん、どうしたの?」


 楓音がライスを入れる間に手持ち無沙汰な春馬がふとつぶやく。


「いや、秋大のこと。結局、島根県勢は全滅だったなって」


「島根県勢が信英館と蛍が丘だし」


 大波乱の新人戦の結果、中堅校が独占した秋大シード権。そして驚異的なクジの偏りにより、信英館・天陽永禄・大野山南・松江水産ら強豪が潰しあい、一方で大したチームのいなかった蛍が丘が労せず勝ち進めたことも、今秋の意外な結果の理由となっている。


 しかし蛍が丘は山口工科大学附属に敗退、信英館も鳥取県の米子商業に大敗を喫し、島根県勢は全滅となっていた。なお中国ブロックの優勝校は岡山県の南方高校、準優勝は広島県の尾道高専となっている。


「やっぱり島根は他県に比べると弱いのかな?」


 楓音は春馬へとお茶碗を手渡し。その時わずかに触れた手で彼女の胸が少し高鳴ったのだが、ほんとうに少しだ。


「どうだろ? でも他校の監督も言ってるけど、日野さんや東山さん無き島根県には、もう『絶対的エース』と言える人材はいないって」


 日野は言わずもがな大野山南の3番&エース。今年のドラフトにてプロ入りを決めている。


 そして東山は信英館のスラッガー&エース。こちらは育成にて指名を受けたが、拒否して信英館大学へ推薦入学を行うとのことである。


 残る好投手は総合鈴征の立花弟。しかし彼はまだ1年生であり、絶対的エースというほどの実力を持つかと言われると、素直には頷きがたいくらいである。ただ再来年夏には絶対的エースと呼ばれていても不思議ではないくらいであろう。


「社長さん曰く、いいピッチャーはいるみたいなんだけど……」


「「「社長さん?」」」


「あぁ、父さんの会社の社長さん」


 蛍が丘野球部のメンバーも良く知っている、野球、特に高校野球大好きな50前後(アラフィフ)のおじさんである。蛍が丘高校野球部が甲子園に行った際は、猿政建設に次ぐ寄付金を出したことでそこそこの知名度がある。


「い~ピッチャーってどんな~?」


 カニの甲羅から身をひねり出しつつ問いかける近江。


「なんでも右ピッチャーで、実力的に言えば日野さん以上とか。まぁ、日野さんは左ってアドバンテージもある上で、強打者でもある天才だからタイプの違いと言えばそうなのかもしれないけど」


「おい、なんでそんなピッチャーが有名にならねぇんだよ」


「社会人野球では有名みたいだけど、社会人野球自体がそれほどメディア露出が大きくないしな。女子受け入れで高校野球の方に注目が集まっているのもだけど」


「高校在学で社会人野球ってことか?」


「らしい」


「名前は?」


「赤月太陽。大田山吹の2年生だったかな?」


「大田山吹ってぇと」


「今秋は連合チームを組んで参加してなかったっけ?」


 一応マネージャーたる楓音は、他チームの状況もしっかり把握しているようである。


「なるほど。まともな野球部じゃないってことか」


 まともではないと言っても、人数不足ということである。

実力がある選手である一方で高校野球部が人数的に成立していないのだから、野球部として成立している社会人野球部に入るのも当然の判断ではある。


「疑問なのが、どうして実力のあるやつがそんな高校に入ったかだけどな」


「なんで強豪校にいかなかったんだろ~ね~」


「お前らが言うのか……」


 日本アマチュア界トップと言われる名遊撃手(本職・二塁手)と、ドラ1左腕・日野キラー。この2人もそれぞれクセがあるため強豪校ではないにせよ、蛍が丘程度の野球部の学校に入学する実力ではないはずである。


 もちろんその裏には春馬の場合、信英館野球部のセレクション落選、大野山南特進への受験失敗が。近江の場合は、同じく信英館野球部セレクションにおける書類選考落選等、他の野球部から見向きもされなかったことが理由にある。


「最上も結構なもんだぞ。とにかくいい球を投じて抑えようと考える中で、クレーバーピッチを続けるなんてなかなかだ」


「すごい球を投げられるほど、体が丈夫じゃないもんでね」


 確かに最上は他校のエース級に比べれば小柄かつ、やせ形である。そもそもこんなのがMAX135キロを投じられる時点ですごいわけで、これ以上を期待するのは無理な話である。


「それでストレートとシンカーだけで抑えられるようになったんだね~」


 カニの身をほじりだしながら相槌を打つ近江だが、その横で楓音がふと疑問にもつ。


「あれ? 最上くんの沈む球って、結局はシンカーなの?」


「それ以外に何がある?」


 最上自身としてはシンカーのつもりだが、楓音はいったい何を考えているのか。


「ムービングファスト、シンキングファスト、シュート、ツーシームとか?」


「一応、握りと投げ方はシンカーだけど、あえて変化を抑えているからムービングやSFも性質としては間違ってないかも」


「シンカーだけどムービングファストでもあって、それでいてシンキングファストでもあるってこと?」


「投げ方としてはシンカー。ただ性質や使い方はムービングやSF」


 難しい話である。と、そこで春馬が補足。


「僕、日野さん、ついでに大野山の屋島と同じ」


「ジャイロボールってこと?」


 ここまで話についていけていなかった近江が、ようやく話に入ってくる。


「日野さんは横変化が大きい沈む球。僕は横変化より縦変化が大きいし、屋島はほぼフォークボールだったろ? でも投じているのは、すべて日野さん発のジャイロボール、もといスライダーだし。ってことだろ?」


「いや、それは微妙に投げ方が違うから変化に違いがでるんじゃねぇの?」

「だったら分からん。お手上げ」


 これで違うと言われれば、さすがの春馬にもこれ以上は分からない様子。


 そもそも野球の『変化球』とは非常に曖昧なものであり、他社からはそう簡単に種類を判別できるものではないのである。ただ言えることは、最上の変化球は「シンカー」で、春馬は「スライダー」を、日野の場合は「ジャイロボール」を自称(・・)しているだけである。なんなら春馬のスライダーを日野・近江は「ジャイロボール」と呼ぶし、日野のジャイロボールを春馬は「スライダー」と呼ぶわけで、変化球とはそんなものなのである。

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