『血煙』
「地下に人を送ってくれ!火力が欲しい!応援求む!人型戦車だ!」
俺は無線を飛ばす。
『人型戦車だと?!了解!すぐに向かわせる!』
「みんな!何かに隠れろ!」
俺は叫びながら人型戦車の関節を狙った。
しかし、カバーがしてあり、火花が散るだけだった。
(やべぇ、もう俺のアサルトの弾が……!)
人型戦車の30mmのアサルトライフルがこちらを向いた。
俺はすぐに格納庫の装甲車の後ろに走ったが、
ドガガガガガッ!!!
近くの装甲車が紙切れのように吹き飛び、爆発。
地面に大穴が空いた。
(遮蔽物なんてないのと一緒じゃねーか!!)
そのままホバー移動で襲ってくる。
速い!!
あっという間に回り込まれ、アサルトの銃口を向ける。
(あ、終わった)
その時、人型戦車の地面が抉れクレーターができる。人型戦車は傾き、銃口が逸れる。
壁や近くの兵器に当たり巨大な弾痕がつく。
「青島さん!大丈夫ですか?!」
「沙夜ちゃん!死ぬかと思った!ありがとう!地面を狙ったんだね!」
沙夜ちゃんは鼻血を拭いながら駆け寄ってくる。
ホバーを強め人型戦車の体勢が戻る。
(こんなの、どうしたらいいんだ!)
そこへ武器を持った応援が現れる。
「青島補佐!無事か!」
「山岸班長!武器を!」
「こんなのしかないが……」
グレネードランチャーを渡される。
(これ、通用するのか?人型戦車だぞ?)
山岸班がマグナムやスナイパーライフルで俺と同じように間接を狙うが弾かれる。
人型戦車は山岸班の方へ向きを変えた。
「ダメだ!伏せろ!伏せろー!!」
叫んだが間に合わなかった。
人型戦車がアサルトライフルを掃射。
山岸班の警備員が粉々……というレベルじゃない。血煙になった。




