『弱点』
「狙撃班!カメラを狙え!」
山岸班長は指示を飛ばした。
「カメラ?」
「あの人型戦車は03(マルサン)式の旧型だ。カメラが潰れればハッチ開けて目視するしかなくなる!」
「そうと分かれば!で、カメラはどこ?」
「顔についてる。顔の周辺で細かく動いてるやつだ」
よく見ると点みたいなカメラがついていた。
(あんな小さいの?)
「あんなん狙撃できる人いるの?」
「いない。カメラはしかも動く。攻撃に対して自動でね。だが壊さなければ死ぬだけだ」
「カメラの耐久性は?」
「防弾じゃない。当たりさえすれば壊れる」
「わかった!俺が囮になる!」
「青島さん!ダメですよ!死んじゃいます」
「そう、1人じゃ死ぬ、だから撃たれる前にさっきみたいに足元壊してバランス崩してくれ」
「でも……!」
「じゃ、頼んだよ!」
俺は走りながらグレネードランチャーを肩に下げ、人型戦車の顔にアサルトライフルの残りを連射。
ダメだ、数発撃ったが弾切れだ!
人型戦車は30mmアサルトライフルをこちらに向けるが、沙夜ちゃんが足元を抉り明後日の方向に弾丸が飛んでいく。
(こえぇー!!沙夜ちゃんは?)
沙夜ちゃんは鼻血を出しながら援護してくれていた。
そして狙撃班が人型戦車の顔へ狙撃。
外れた……
(くそ!こうなったら近づいてグレネードランチャーを顔に当てるしかない)
俺はアサルトを捨てグレネードランチャーを握りしめた。
ドォン!!ドォン!!
マグナム班が人型戦車の胴体を狙い搭乗員を射殺しようとする。
人型戦車の装甲は軽量化の為、薄いが、腐っても軍用機。
生半可な攻撃では弾かれるだけだった。
「マグナム班!そんなの効くわけないだろ!!」
俺は叫んだが遅かった。
マグナム班に向けて人型戦車はアサルトライフルを掃射した。
まとめてバラバラになり、手足の一部や、内蔵の欠片が辺りに舞い散る
その様子を見て沙夜ちゃんは目を覆い、亜美ちゃんは吐いた。
俺は装甲車に上り人型戦車の顔に向けてグレネードランチャーを浴びせた。
が、カメラが回避運動をし破壊を免れた。
アサルトライフルはこちらを向いてる……
沙夜ちゃんは目を覆ってる。
狙撃班はカメラの僅か数センチ外す
(もうダメだ)
そう思った時。
ドォン!!
剛が人型戦車のカメラが動いた先を予見して撃ち抜いた。
その隙に装甲車の上から飛び降りる。
視界を奪われた人型戦車は先程まで俺が上に乗っていた装甲車にアサルトライフルを連射。乗っていた装甲車は粉々に吹き飛んだ。
(あぶねー!危機一髪!)
そして人型戦車のハッチが開いた。




