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『28番』  作者: コアラ
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『特別警備』

剛さんから端末を借り、支社に連絡した。

『はい、日本警備、田宮です』

「田宮隊長、お疲れ様です。青島です」

『青島補佐、どうした?非番だろ?』

「ちょっとトラブルに巻き込まれてまして」

俺は事情をすべて話した。研究施設がクーデター起こす気だと、話を盛りながら。

『特別警備だね』

「はい、あと条件がムズいんですが、無償で来れる精鋭集めて欲しいんですよ」

『国の為にって言ったらベテランならみんな来るよ。愛国心やたら強いから』

「で、俺なんですが西東京から向かうのでちょい時間かかります。その間に集めといてください」

『無茶振りだね』

「田宮隊長だから信じてますよ」

『今日は持ち上げるね。君から特別警備なんて天変地異の前触れかな?前回サボってこなかったろ?』

「今回は当事者ですからね」

『サボったのは否定しないんだね。わかった。努力しよう。あ、ところで装甲車なんだが1台ないん……』

俺は通信を途中で切り、端末を剛さんに返した。

「無償で命賭ける連中なのか?」

「酔狂でしょ?」



剛さんが今日は自警団がお前たちを守るから、ゆっくり休めと言ってくれたのでお言葉に甘えることにして、まだ明るいが休むことにした。

「ゆっくりできるの久しぶりだね」

「むしろ、初めてじゃないですか?」

「とりあえず昼寝しよう。朝寝?どっちでもいいか、起きたらまた忙しくなるぞ」

「はい……!寝れるかな?」

「無理にでも寝てね。沙夜ちゃんは切り札だから」

「はい!おやすみなさい」

「おやすみ」

疲れからか、俺たちはあっという間に眠りに落ちた。

起きたら決戦だ。

その時……夢を見た。

29番とオセロをやる夢。


……手強くて、うなされた。

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