表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『28番』  作者: コアラ
15/36

『悪夢、再び』

「ところで沙夜ちゃん、足はもう大丈夫?治してもらった?」

「はい!治してもらいました」

そう言って笑顔を見せてくれた。顔色もだいぶ良くなっている。治すのってデメリットないのかな?

「良かった。これからどうしようか?」

「ひとつ心残りがあって……」

「なに?」

「施設に友達がいたんです。アスカちゃんて子なんですけど」

「俺も支社に戻って装備を整えたい。ここまで来ちゃったけど、戻るか」

「すみません、もっと詳しくおしえればよかったですね……」

「大丈夫だよ。

そうだ、剛さん通信端末貸して貰えますか?」


ガシャアアンッ!!


剛さんが答える前に29番が窓を窓枠ごと突き破って入ってきた。

無機質に沙夜ちゃんの方を見た。


「なんだ?!こいつは!!」

剛さんが狼狽え、亜美ちゃんは悲鳴をあげた。

腰に手をやったが拳銃がホルスターごとない……!

どこ行った?!俺の銃!あ、あれかな?

29番を挟んだテーブルの上に置かれてる……

「みんな逃げろ!」

俺は咄嗟に叫び、29番に殴りかかった


「ぅおらぁっ!!」

ゴン!!


岩のような手応えだった。

殴った手が痺れたが……

29番は微動だにせず『何かしたか?』と言わんばかりに首を傾げている。

俺は頭を鷲掴みにされ、割れた窓から外に放り出された。

「青島さん!!」

沙夜ちゃんが悲鳴にも似た声を上げた。

(2階だったのか……これやばい!)

と思ったが、草木が茂ってるところに枝を折りながら落下し、背中を強く打ち付ける。

「げぅっ!!」

奇跡的に大きな怪我はなかったが背中を強かに打ち付けた。

それより、大変だ。

あの家に29番が残ってる。

俺は急いで走り出したが、跪いた。

(あれ??)

意識はハッキリしてるのに足がガクガク震えてる。

(産まれたての小鹿かな?)

「沙夜ちゃん!みんな!逃げろー!」

叫んでも状況が変わる訳では無いが叫ばずにはいられなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ