第三章 ~キャラクターの伝達ミスはだいたい作者の肩代わり~
あれー?劣化してきたかなー?俺の小説
「ふぁ~あ…。昨日は散々な目にあった…。」
「おはよー。えらく起きるのが遅かったね?」
「そりゃ意味無く走らされちゃ疲れるわ…。あの時俺ごとワープすりゃ絶対楽だったぞ…。」
「過ぎたことをねちねちと言うんじゃないよ…。」
寝起き直後に二人のぷち喧嘩が始まっていた。
「つーか口臭いわ!さっさと口ゆすぎなさいよ!冗談抜きで臭いから!」
「そこまで人の口臭を否定するか?ま、洗面所行ってくるわ。」
ちなみに、ラブホテルの部屋の内部には洗面所もあるので(現実でも)構造上の問題はない。
そもそも中学三年生がラブホにいる時点で大問題なのだが…。
「にしても、ラブホなんて一生入ることないと思ってたなー…。」
そう呟きながら紅葉は洗面所の鏡を見た。
そして、鏡を見た2秒後に紅葉は気づいた。
「落書きされとるやん…。」
顔に落書きをされた紅葉。だが、紅葉は大して気に止めず、洗顔と歯磨きを終わらせた。
「おい。歯磨いたがまだ臭いか?」
「いや…。臭くないけどさぁ。何で落書きに無反応だったわけ?」
「んなことよりさ。別に故郷自体は大変なことになってなくね?故郷のまわりなら異常だけどさ。」
「ふぇ?あぁ~。伝達ミスって事で。」
「あとさー。俺が来た意味なくね?それともあんな化け物どもを倒せと?」
「あれ?察しが良いね!」
「いやいやいや!!ドラクエじゃないんだからあんな化け物ども倒せる訳ねえじゃん!」
「大丈夫!この世界はその「ドラクエ」ぐらいハチャメチャだから!」
「マジかよ…。つーかあの化け物どもって何なんだ?」
「あれはねー。平たく言えば合成獣。いわゆるキマイラってやつだよ。んでもって君はそのキマイラ作ってるやつを殺しに行くわけだよ。」
「若い身空で人殺しかよ…。ちなみにそいつの名前は?」
「たしか…。ディザイアって名前だったかな…。」
「ディザイア…。ありがちな名前だな…。そいつを殺すためにさー。修行でもするわけ?」
「力の素なら最初にあげるよ?まあ、そこからは自己鍛練だけどね。ちなみにそこそこ強くなれば私と同じような事ができるよー♪」
「力ねぇ…。さしずめ魔力かなんかか?」
「ご名答!ちなみにキマイラにも魔力を駆使してくる上級種がいるからね。」
「やっぱり上級種とかはいるのか…。そんならさっさと力の素とやらをくれ。」
「せっかちだねぇ。それなら今あげるからさ。もう少し近くに来てよ。」
そう言われた紅葉は金髪の近くに行った。
すると、金髪による魔力の受け渡しが行われた。単純に言うとキスしてただけだがな。
「!!!? 」
無論、紅葉は戸惑っている。
「はい。これで紅葉も微力ながら魔力を使えるようになったよー♪あれ?顔が赤いね?もしかしてキスされてそんなに嬉しかった?」
「うるせぇ!」
「それじゃ!さっさと魔力を試してこよー!」
こうして、キスされて魔力を手に入れた純情少年、紅葉。果たして魔力の強さはいかに?
今回は作者の都合上あとがきコーナーはありません。しかし次回はあります!たぶん…




