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星降譚―STELLA NOMINA―  作者: うめこまち
第一部 雲より古いもの

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82/161

幕間 「紙の上の一行」

只今誠意執筆中_φ(ò_óˇ)ᕤ


どうストーリーが進んで行くか乞うご期待!!


現在は、第4部終盤の執筆に取り掛かっております!

残すは5、6、7部。

先はまだまだ長いですが、構想は終わっているので毎日楽しく執筆できております(●´ω`●)


皆様に少しでも楽しみに感じて頂ける作品になるよう私も楽しみながらやってきます!!

〔《グリモワ》発行の鑑定書。上質の紙。三番街の帳簿用の紙より薄く手触りが滑らかで縁が真っ直ぐに断たれている。


四つ折りにされた跡がある。折り目のうち一本だけ何度も開き閉じされたらしく紙が白く毛羽立っている。


表の書式はあらかじめ刷ってある。書き入れられた部分だけが手の字である。


刷られた字と書き入れられた字は太さが違う。刷りのほうが細い〕


---


```

                    鑑 定 書

                              学術結社《グリモワ》


持込者  リュカ゠ルスールス

住 所  シャルディア第三区

     (※番地の申告なし。本人申告「路地に名前がない」)

職 業  荷運び


品 目  石 二十五点

持込理由 持込者申告「値がつくかどうかを知りたい」


──────────────────────────────


所 見


 二十五点すべてを検分した。


 持込者の申告によれば、いずれも本人が拾得したもの。

 拾得地は、シャルディア第三区西端の空地および周辺。

 拾得時期は、三年のあいだ。

  (持込者は、二十五点すべての拾得地と時期を口頭で述べた。

   記録に残していないため、本書には採録しない。)


 うち十九点は、鉱質・比重ともに市中の砂利と差異なし。

 うち六点は、内部空隙あり。俗に「殻」と呼ばれる状態。

      空隙の成因は不明。検分では判定不能。


等 級  該当なし


市場価値 なし


──────────────────────────────


検分記録


 検分者 コルベル

 検分法 鑑別(技による)/目視/手触

 所要  一件ぶんの内(計測なし)


 ※本結社の規程により、以下は検分の対象外とする。

  一、写本・模写・拓本の類(原本のみを検分する)

  二、持込者が現に身につけ、期間を置いて経過を見ている石

  三、持込者以外の所有に係るもの


 ※所見に記さなかった事項は、検分していない事項である。

  推量による記載は行わない。


──────────────────────────────


備 考

                           (記載なし)


記録欄(絵図)

                           (作成せず)


──────────────────────────────


                    鑑定 主任鑑定士 コルベル 〔印〕

                    発行 封書官 リナ゠シギラ 〔印〕


                    見料 十シャルド(領収済)

                    発行料     (免除)


──────────────────────────────


注意


 一、本書は、発行日現在の市場価値の有無のみを示す。

   将来の価値を保証するものでも、否定するものでもない。

 二、本書は、品目の来歴を証明しない。

   来歴の記録を要する場合は、別途、記録の作成を受けること。

 三、紛失・破損による再発行は行わない。

```


---


〔同じ日の受付帳から一件ぶんの写し。封書官の手による〕


```

  日付  (本日)

  順   本日三件目

  持込者 リュカ゠ルスールス

  初回  初

  備考  焦げた靴。第三区。焼失後の来訪者としては八人目。

      前二件はいずれも該当なし。

      本件、字の写しの持込あり。規程により検分せず。

      先生、字については「見たことはある」とのみ。

      依頼(出所の調査)七百と提示。応じず。

      紙一枚を購入。板を貸出。

```


---


〔裏面。上のほうに黒い上衣の者の字で一行〕


```

   紙一枚(五)、板一枚(貸出)。返却期限の定めなし。

```


---


〔その下炭で描かれた丸が三つ。大きさが揃っていない。


板の切れ端に描いてあったものを写したものらしい。並びだけが同じで大きさの崩れ方が違う。


三つのうち真ん中の丸だけ二度なぞった跡がある〕


---


〔さらに下。別の手で小さく。読み上げたものをあとから書き足したものと思われる〕


```

   石、二十五。すべて等級外。市場価値なし。以上

                              読み上げ ミラ

```


---


〔いちばん下の余白。字ではない。炭で石の輪郭が一つ描いてある。丸に近い形の片面に線が一本。線の脇に点が一つ打ってある。


輪郭の線は途中で一度切れて、少しずれて続いている。描き直した跡である。


余白はまだ半分以上あいている〕


---


〔この紙は、のちに何度も折り直される〕


〔四つ折りのいちばん外側になる面だけがすり切れている。持ち歩かれた紙の折れ方である〕

読んで頂きありがとうございます。

引き続き1話ずつ毎日更新していきます。

現在4部まで出来ているので一年以上は連続更新できる予定です。


基本的には1日2-3部を18時と20時に分けて更新して行く予定としております!!


少しでも次が気になったり、楽しみにして頂ければ幸いです!


ブクマやお気に入り登録していただけますと今後の執筆の励みになります(´∀`*)

よろしければ是非応援頂けますと幸いです。

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