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私は天国に来ていた。
前回までのあらすじ
色々あって、電車に乗り遅れそうになってしまった私、「柏木雪音」。今年、中学2年生になった。電車が来る音がして、猛ダッシュで電車に駆け込もうとした私。でもそれは、反対側の電車が来る音で。結局私は、死んでしまって…⁉︎
「ウィーンッ。キキーーッ!」
電車が急停止する音がしたけれど、…もう、遅かった。
「おーい!!人が電車に轢かれて倒れてるぞー!!」
そんな声が、近くから聞こえてきた。私は、初めて大量の血を、素肌で感じた。こんなに大量出血をしたのは、人生の中で今日が初めてだ…。
そう思っていると、だんだんと意識が朦朧としてきた。あぁ、もう、ダメなのかもしれない…。
…気づいた時には、私はもう、死んでしまっていたのであった…。
…目を開けてみるとそこは、真っ白な空間だった。上を見ても、下を見ても。右を見ても、左を見ても。
そこは、今までに見たことがないような、「ザ・真っ白!」というような色をした、不思議な空間だった。
…もしかして…、ここって…、「天国」…、とかだったり…、しない…、よね?
…いや…、まさかぁ…、そんなこと、…あるわけないか…!
…その時の私は、冗談半分で言った言葉が本当だったなんて、思ってもみなかったのだった…。




