「Lv20と言うなつってんだろ」
Lv20対応罠を組みました。
第三層まで突破されました。
骨がトレーニング相手になりました。
今日も感謝されてしまいました。
今回の罠は、Lv20対応の多層型です。
第一層で足を止め、第二層で姿勢を崩し、第三層の直前にガルルを配置する。罠、落下、感知、最後の拘束まで連鎖します。
今日の罠には自信があります。Lv20対応版です。
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ダンジョン配信中(登録者:12)
女神様「順調に強くなってますね❤」
名無しの剣「ガレンがLv20か」
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「来たぞ! とうとうLv20になった!」
「言わなくて大丈夫です、あと来なくていいです」
ガレンさんは、入口からすでに楽しそうでした。
楽しそうな英雄ほど、だいたい厄介なものです。
第一層が起動します。
横から飛び出す石柱。足元の沈み床。背後の戻り防止壁。
ガレンさんは、石柱を踏み台にしました。
「おお! 高さがちょうどいい!」
「石柱、踏み台ではありません」
第二層。
落下床が開き、風圧で姿勢を崩す設計です。
ガレンさんは落ちかけた瞬間、壁を蹴って前へ出ました。
「これも罠か! いいな!」
「喜ばないでください、罠ですよ?」
第三層の手前で、ガルルが立っていました。
白い骨の怪物。礼儀正しい。稼働率は慢性的にゼロです。
ガレンさんの目が輝きました。
「こいつ、また出てきた! お前、トレーニング相手してくれるのか!」
ガルルが礼をしました。
「……ガルルが、了承しています」
「よし!」
「よし、ではありません」
三十分後。
ガレンさんとガルルは、なぜか並んで礼をしていました。
「このスケルトン、反応がいい! いい練習相手だ! ありがとう!」
ガルルが礼をしました。
感謝の意味らしいです。
「……ダンジョンがトレーニングジムになっています」
「また来る! 次はLv25で!」
「Lv25とか言わないでください。対策費が増えます」
「ありがとう!」
「感謝も増やさないでください」
―――
コートの右袖に書きました。
【ガルル:ガレンと友好確認済み】
【トレーニング実績:1回目】
【稼働率:0%(練習中)】
【撃退実績:0回】
撃退用モンスターの欄として、かなり悲しい数字です。
シア様は、ガルルを見て笑っています。
「礼儀正しいですね〜」
「撃退してほしいです」
「気のせいじゃないですか〜?」
「気のせいではありません」
ガルルが、こちらへ礼をしました。
否定しづらいです。
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女神様「骨まで鍛えられていますね❤」
名無しの剣「ジム化してる」
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改善の余地があります。
また感謝するなつってんだろ。ダンジョンはトレーニングジムではありません。
あとガルル、お前一体何モンスターなんだよ!!前世で空手家でもやってたのか!?
【今回の登場キャラクター紹介】
・ガレン:Lv20になった脳筋常連。罠を鍛錬器具にする天才。
・ガルル:礼儀正しいスケルトン。ガレンと友好関係が成立しました。
【今回のズレパターン解説】
活用型です。Lv20対応の罠が、ガレンにはトレーニングコースとして活用されました。
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【今話のダンジョンデータ】
ダンジョンランキング :65240位 → 65166位
配信視聴者数 :12名 → 12名
本日の用途 :トレーニングジム
コートのメモ(今話) :「ガルル:トレーニング実績1回目 撃退実績0回」
【モンスター管理状況】
ガルル(暫定識別番号):在籍5日目 稼働率0% 今日の成果:ガレンとトレーニング
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