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この空の下で  作者: 石川美由紀
91/92

つづき

翌日日曜日の朝病室でめざめる詩織


前日の勉強のせいで朝7時にやっと目覚めた。


朝食を食べ終わると、早速病室のドアをノックする音が聞こえた。


「どうぞ、入ってきて良いですよ」



すると現れたのは、

木村翔太が詩織の見舞いに病室に来たのだった。


詩織は、慌てて手鏡を探して自分の顔を覗き込んだ。


翔太「おはよう、何見てんだよ!」


「乙女のエチケットですよ」


翔太は詩織の顔を覗き込んだ!



「何見てるんですか!?昨日は遅くまで期末テストの勉強してたから、今朝はブスッとしてるんです」



「大丈夫だよ、いつもより目尻にシワが在るだけで、他は変わんないな」


「先輩、朝からからかわないで下さいね、意地悪ですよ」


と翔太に言って、鏡に映る自分の目元をマジマジ見つめて確認した。


「俺からの提案何だが、詩織は3日後には日本へ行くのだから、今日は外出の許可を貰って少しだけ、付き合ってくれないかな」


詩織は、ドキッとして手元から鏡を落とした。


「有り難う、翔太さん、ドクターに聞いて見ますね、でも午後からはまた、尚美達が勉強を教えに来ますから、出かけのは、午前中だけに成ります」



「解ったよ、期末テストも大事だからな」


「私ナース、ステーションに行って外出の許可を貰って来ますね」


「俺も付き添って一緒に行こうか?」


「大丈夫です、一人で行ってきます、これからは何でも一人でやらなければ成らなく成りますから」


「そうか、詩織は強いな」



詩織は、車椅子に乗り、一人でナースセンターにむかった。

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