つづき
翌日日曜日の朝病室でめざめる詩織
前日の勉強のせいで朝7時にやっと目覚めた。
朝食を食べ終わると、早速病室のドアをノックする音が聞こえた。
「どうぞ、入ってきて良いですよ」
すると現れたのは、
木村翔太が詩織の見舞いに病室に来たのだった。
詩織は、慌てて手鏡を探して自分の顔を覗き込んだ。
翔太「おはよう、何見てんだよ!」
「乙女のエチケットですよ」
翔太は詩織の顔を覗き込んだ!
「何見てるんですか!?昨日は遅くまで期末テストの勉強してたから、今朝はブスッとしてるんです」
「大丈夫だよ、いつもより目尻にシワが在るだけで、他は変わんないな」
「先輩、朝からからかわないで下さいね、意地悪ですよ」
と翔太に言って、鏡に映る自分の目元をマジマジ見つめて確認した。
「俺からの提案何だが、詩織は3日後には日本へ行くのだから、今日は外出の許可を貰って少しだけ、付き合ってくれないかな」
詩織は、ドキッとして手元から鏡を落とした。
「有り難う、翔太さん、ドクターに聞いて見ますね、でも午後からはまた、尚美達が勉強を教えに来ますから、出かけのは、午前中だけに成ります」
「解ったよ、期末テストも大事だからな」
「私ナース、ステーションに行って外出の許可を貰って来ますね」
「俺も付き添って一緒に行こうか?」
「大丈夫です、一人で行ってきます、これからは何でも一人でやらなければ成らなく成りますから」
「そうか、詩織は強いな」
詩織は、車椅子に乗り、一人でナースセンターにむかった。




