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この空の下で  作者: 石川美由紀
55/92

つづき

結香は保健室にいた。


頭痛がするからと先生に言って保健室で寝ていた。



翔太があの後輩の娘と教室を出たのを見て、私の今朝の事を知られると思いここに逃げ込んだ。


全部詩織が悪いんだ、私の翔太を横取りするから、あんな娘、足首の病気で翔太の前からいなくなれば良いのに、いや、学校から出て行ってくれないかしら、と保健室のベッドの中で、何度も繰り返し思っている結香。


保険先生「結香さん、うなだれて要るようだけど大丈夫なの?無理なら帰宅したら、担任には、私から連絡しますよ。タクシー呼びましょうか?」



「大丈夫です、少しだけ横に成れば善くなるとおもいますから、少し眠ります」


「それなら良いけど無理しないでね」



結香は、ベッドの中で翔太のことが気になり、涙をこぼした。(何であの娘ばかり翔太は、私は一体何なのよ)

恋する乙女の様に。


代表先行大会2日前


今日は朝から、スイミングクラブで大会に向けて、タイムやフォームの確実な泳ぎ方のチェックが行われる。

玄関からチャイムが聞こえてきた。


「詩織ちゃんおはよう」



「尚美ちゃんおはよう」



朝食を済ませて、「お母さん行ってきます」と元気よくスイミングクラブに向かった。


「迎えに来てくれて有り難う、もう木村先輩には頼めないからね」



「だよね、結香先輩怖いからね」



「詩織大会の日は応援に行くからね、もちろん信子も一緒だよ」


「有り難う私頑張って必ず代表になるから」



二人で話しながらクラブに着いた。



「私は学校行くね、詩織頑張って連絡するんだよ、でも無理しないでよ」



「尚美有り難う、バイバイ」

詩織はクラブに入り競技用の水着に着替えた。







コーチにフォームの最終確認をみてもらい、「ラスト、スイミング」


最後の泳ぎをするために、3コースのスタート台に上がった。


「用意、スタート」


詩織は八分の力で、100メートルバタフライをスタートした。


コーチ「力が入りすぎた!右手をもっと伸ばす!正面を確認する」


激を飛ばすコーチ



泳ぎ切ってプールサイドに上がる詩織にコーチは告げた。


「ミーティングルームに来なさい、ビデオを見ながら泳ぎ方をチェックしょう」


「はいコーチ」



ミーティングルームへ入った。


コーチは、一台目に今日の泳ぎ方のビデオをセットした。


詩織はミーティングルームに入ってビックリした。

ビデオデッキがいっぱい並んでいる、パソコンも今までの三倍の10台以上ある。大きなスクリーンにモニターもいっぱいあった。



「コーチ、この器材はもしかして、木村修造さんからですか?」



「そうですよ、有り難く使わせて貰いましょうね」


大きなスクリーンに写し出された、自分の泳ぎ方を見ながらコーチから、手の動かしかたや真っ直ぐ前をみて泳ぐなどを細かに指導された詩織


「有り難うございました」



「詩織今日これにてスケジュールは終わります、自宅に帰ってゆっくり休みなさい、明日は前日だから、朝から軽めのスイミングをします、今のアドバイスを参考にして、泳ぎなさい」



「はい、コーチ解りました」

詩織は、クラブを後にして帰宅した。



部屋に入りトレナーに着替えてから、ベッドに横になり、コーチからアドバイスを受けた所を、イメージトレーニングをする。(右腕に気を付けて、前を真っ直ぐ向いて力強く泳ぐ)


何回も何回もベッドの上でイメージトレーニングをした。



「大会まで後2日なんだ」

小さく独り言を言った。



大会前日


今日は足首に痛みも無く清々し起きれた。



「お母さんおはよう」



「詩織おはよう、いよいよ明日は代表先行大会が始まるわね、明日はお父さんと応援に行きますからね」


「有り難うお母さん、明日のスケジュールはね、午前中に予選会があって、午後から決勝なんだからね、覚えて置いてね」


「ちゃんとスケジュール持っていますから大丈夫ですよ、詩織パンフレットによると、各自の持ちタイムの遅い順番に予選会をするのなら、貴女は後半の試合だよね」


「うん多分、コーチも後ろから二番目か最終組に成りそうだと言っていましたよ」



「なら、明日の朝は少しだけゆっくり出来ますわね」


「遅れないでね」


「解ってますよ大丈夫、大丈夫 」


詩織は前日練習の為に昨日からのイメージトレーニングの成果を出さなくちゃあ、と思いながらスイミングクラブに向かい玄関を出た。



「お母さん行って来ます」



「気を付けてね」




スイミングクラブに着いていつもの様に更衣室に入ると、大きな貼り紙に(詩織絶対優勝) (代表選手に成ろう!)と書かれていた。皆が応援して要るんだと改めて頑張って代表に成ろうと決意した。



競技用の水着に着替えてプールに行くと仲間からの応援エールが聞こえてきた。


ミサが先頭になり、私のために!


「詩織!代表選手頑張って下さい!!応援してます」


と皆が大きな声でエールを贈ってくれた。



「皆さん有り難うございます。明日は必ず代表に選ばれるように頑張ります」


お辞儀をしてお礼を言った。



ミサ「明日は、ここに居る全員で応援に行きますよ」


「ミサ有り難う、私頑張るからね」



「詩織なら大丈夫だよ、落ち着いて普段通りにスイミングが出来れば必ず優勝出来るよ、明日が楽しみ、楽しみ」


「有り難うミサ」

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