代表選考会
詩織は、木村修造さんに手を引かれながら、お客様ルームへ通された。
ここも、絨毯が敷かれたかなり大きな部屋であった。
周りを気にしない様にして、余りはしゃがないで居ようと思う詩織。
大きなソファーに座らされた。
詩織「お招き有り難うございます、凄く立派なそして豪華なお部屋ですね、初めて見ましたよ。」
「詩織さんにそう言って貰うと嬉しいな。」
木村修造さんは、笑顔で応えてくれた。
「私も娘が欲しく成りましたな、どうですか?詩織さんが良かったら、私の養女として、迎えたいですな・・ワッハッハッハ(笑い声)」
続けて修造さんは話した。
「私の一人息子の翔太は、私に似なくて、何を考えて要るのかサッパリ解らん、君の様な娘さんが側に居てくれたら、どれ程毎日が楽しいだろうか!と思ってしまいましたよ。」
「木村修造さん、有り難うございます。」
「詩織さん、私を呼ぶときには、修造で良いからな。是非ともそう呼んでくれないかな。」
「はい、修造さん。」
「うん、うん良いねまるで娘が出来たみたいだ。」
木村修造さんにスイミングクラブやオリンピックの代表選考会の内容と詩織の現時点での記録を話して要ると、艶やかな美人の女性が食事をメイドさん達と一緒に運んで来た。
「初めまして、私が木村修造の妻の華絵です、宜しくねお嬢さん。」
出てきた豪華なご馳走と艶やかな華絵さんに見とれて直ぐに返事が出来ない詩織。
少し間を置いて、「凄いご馳走ですね、あ!失礼しました、朝倉詩織です、今日はお招き有り難うございます。」
と、お母様にお礼を言った。
華絵「今日のメニューは、フランス料理を日本人に合わせてアレンジしました。マナーを気にしないで食べて下さいね。」
華絵さんは、ナイフやフォークと一緒にお箸も用意してくれた。




