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第2話 宅配司書と劇作家 ⑮

 じんわりとピアノ曲のフェイドアウトのように、女の紡ぐ言葉がグリッサンドーニの耳に残る。

『互いに違う言葉を話す異国人同士』



 ――そうか。オレは。

 完全に閉じた視界の中、光が射してくるのをグリッサンドーニは感じる。

 ――舞台の上に誰もが安らい焦がれる世界を創造し、その世界の人物となって雄弁に語りながら。

 ――そのくせ実世界では、何一つ、自分の言葉が喋れなかった。二つの現実の裂け目に引き裂かれていたんだ。

 そう悟った時、グリッサンドーニの視界の暗闇を白い光が裂いた。


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