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ファイナルブレイド  作者: 天麩羅ほるもん
第一章 異変の始まり

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8/12

逃避

ここはどこだろう、俺の寮室じゃない。

体を起こすと白い空間いた。死んだのだろうか。

「起きたか」

誰だろうか。白い長髪に俺より少し高い背。

「誰だアンタ」

「答えるつもりはない」

「俺はどうなったんだ?技を使ってから目を覚ますと

ここにいたんだが」

「死んではいない」 

「ユウヒはどうなったんだ、」

「死んだ、いや消滅した。魂ごとな」

消滅、つまりユウヒは概念魔法で蘇ることはない。

「俺がもっと早く気づけていれば...」

悔やみながら言葉を発する。

「ユウヒの死は因果律に定められていた。つまり決定事項だ。たとえ広場に来なくてもなにかしらの形で

ユウヒは世界から消滅していた。気に負うな。」

「なんでそんなことがわかるんだ?」

「答えるつもりはないな」

「教えてくれ、お前は誰なんだ?」

「そろそろ目覚めの時だぞ、まあわかる時が来るさ」




目を開くとそこは病院だった。

隣には東雲が座っていた。

「起きたか、心配したぞ。なんせ6日も寝たきりだった

からな。」

「悪い心配かけたな」

「広場でなにがあったんだ?」

「俺はユウヒと夢で見た場所について調べに行ったんだ」

「それが広場だったのか、」

「そこで魔族に襲われた、俺は生き残ったがユウヒは...死んだ」

「悪い、ユウヒって誰だ?」

「え?浮上ユウヒだよ、魔法クラスの、」

「そんなやついたっけ?」

は?どういうことだろうか。俺と東雲はユウヒに

ある程度の魔法は教わっていた。

「魔法を教わっただろう?」

「魔法なんて教わってないぞ」

そんなバカな、こいつは記憶力がいい。

忘れるはずがないんだ。

「冗談はやめてくれ」

「冗談じゃない、本当に知らないんだよ」

記憶が消えている?いや、まだわからない。

ユウヒの家を見てみなければ。

「ってどこに行くんだ疾風」

「ユウヒの家だ。」

「まだ休んどけ、お前は仮死状態だったんだ」

「どうでもいい、行かなきゃ」

っ体が痛む。目線を下にやると血でしみた包帯が

体に巻かれていた。

「なんだよ、これ」

「お前は広場で倒れた後ここに運ばれた。

その後血を流してぐだっとなってるお前を

魔法で治した。」

「なぜ巻かれたままなんだ?」

「お前は今も出血が止まっていないんだ、魔法か

何かの干渉を受けたんだろう」

「っ壊れる命(ブロークンハート)か」

「はぁ?壊れる命(ブロークンハート)をくらっただと?」

「知ってるのか?」

「ああその魔法は古代魔神代の魔法だ。」

この世界の歴史はながい。

現代である魔聖代、一つ前の竜星代、更に前の

光来代、そして古代魔人代。

このような順で世界は巡ってきたのだ。

「なんでそんなことを知ってるんだ?」

「ああお前が眠っていた6日間は神殿にいってたんだ」

「なんでなんだ?」

「夢で神殿にいけって言われたんだ。誰かに」

「また夢か、」



「とりあえずユウヒの家に行ってみるよ」

「あーもうわかったから気をつけろよ」



なんでだ?ない、ない、ない、ない、ない、ない、

ユウヒの家がない。昨日まであったはずの家は

更地になっていた。

なんなんだよ、ふざけんなよ、まさか、

消滅したから世界はユウヒが元々いない世界に改変

されたのか、ユウヒが吸収された瞬間。

あの魔族はおそらく死んだ、消滅した。

誰かが助けてくれたからな。         ただ

守れなかった。ユウヒもユウヒの生きていた日常を。




おれは寮へ戻り眠りについた。




「お前にアドバイスをしてやる」

またこの白い空間か。もううんざりだ。

「聞いてやるよ」

「剣技をきわめること」

「それだけか?」

「この世界は魔法が有利だ、なんでもできるからな

剣を極めることでその魔法すらも凌駕できる。」

「どうすれば強くなれる」

「実践を積むかもしくは、アリスカラに行け」

アリスカラそれはこの世界唯一の剣の都。

向かってもいいが学校のあるクライルから

3つ国が間にあるため想像以上に遠い。

「遠すぎるぞアリスカラは」

「諦めるのか?」

挑発的だが行くしかないか。

「いや、アリスカラに向かう。」

「そうか、せいぜいがんばれ」




目が覚めるともちろんそこは寮の部屋だった。

「アリスカラに向かうか」

こうして俺は準備を始めた。




意外と早くかけました。

夏休みも後少し、かなしいな。

次回はアリスカラに向かう話です

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