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ファイナルブレイド  作者: 天麩羅ほるもん
第一章 異変の始まり

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7/12

遭遇

「確かここだったね、夢で見たの」

「ああそれは確かだな」

今日はユウヒと夢で見た場所に来ている。

「特に変わったことはないね」

「俺たちしかいないこと以外はな」

そう、人がいなさすぎる。道中で数人見かけたが

ここには過去の勇者の慰霊碑がある。

そして大きめの広場になっている、だからこそ

人がいないのはおかしいと感じてしまう。

「なんでこんなに人がいないんだろうね」

「そういえば魔力を検知し忘れていた」

魔力を検知することで過去の魔力が使われた事象、

または現在魔力が巡っている場所まではっきりわかる

ちなみにこれは概念魔法の一種だ。

概念魔法は便利なものだ、本当に。

「魔力探知っと」

「あれ?おかしいな、魔力がみえない」

そんなバカな。地面には魔力が常時微弱ながら流れている。魔力の跡が見えないのはあり得ないのだ。

「もう一回やってみてくれユウヒ」

「うん、探知範囲をもっと絞ってやってみるよ」

「やっぱり見えな...っカイト魔力が集まり始めた、

いやこっちにすごい濃度の魔力が向かってきてる」

「おれはスキルを使っていない...」

なにが起こっているんだ?とりあえず離れた方が

いいな、魔力の濃度が濃い以上危険だ。

「離れるぞ、ユウヒ!」「離れようカイト」

2人同時に声を上げると急いで広場から離れる。

はずだった。

「どこへ行くんだ?」

ユウヒではない声、くそっ気付くのが遅すぎた。

早くてもダメだったかもしれないが。

大柄な肉体に二本の角、紫色の髪、特徴的に魔族だ。

「お前たちはなにをしにここへ?」

すごい風格だ、これはまずい。逃げれない。

「夢のことで調べにきた」

「そうか、だが妾の姿が見られてしまったのだ、

すまないが処分させてもらう。」

「それは殺されるということか?」

「その認識で構わない」

俺は急いでスキルを使用する。

「対象付与 魔力 範囲 1000m 能力 俺の中に

収束」

魔族は概念魔法を使用した。

壊れる命(ブロークンハート)

すると、広場にヒビが入りこちらに膨大な魔力が

向かってくる。

スキルの発動により魔力は収束され無効化された。

「ほうなかなかやるようだな」

なんとかユウヒに時間を稼いでもらえれば

強力な技がうてるが、ユウヒには厳しいかもな。

ユウヒの魔法は魔力の消耗が激しいため難しそうだ。

だがやってみる価値はある、死ぬよりマシだ。

「ユウヒ、時間稼ぎを頼んだ」

「っ本気でいってる?もう...わかったやるよ」

ユウヒに任せている間に詠唱をはじめる。

学校で使ったあの技は空間が区切られていたから

有効的に刺さった技だ。ここでは部が悪い。

つまりやつをしとめる、または動きを止められる技を

使うしかないということだ。

スキルと剣を技と合わせるのが最善手だと判断した

俺は詠唱を始める。

「生まれた正義は汝のために、潰えた悪は世のために

希望はうすれ、絶望は加速する。しかし薄れた希望も

己の強さで塗り替えればいい。収束・拡散・消滅。」

まず応用技を詠唱した。時間は限られている。 

詠唱中は心を落ち着かせるため目を瞑る。

目を開けるとそこは地獄のようだった。

炎が広がり広場は焼け野原と化していた。

「カイト、もう限界だっまだかかるかっ?」

ユウヒのスキルである『クライオス』は

相手の魔力濃度が濃いほど自分の魔法が強力になる。

災害級の魔法を放つユウヒを見て確信した。

敵は信じられない程強いということを。

「もう少し耐えてくれ、生きてたら飯奢るからっ」

つぎは剣に応用技とスキルを付与する。

「全能付与 魔力の超高濃度放出を可能にする、

 魔力を利用した魔力覚醒を使用。

 性質変化 鉄から超高濃度魔力体へ変質。」

詠唱完了した俺は急いで技を放つ準備をする。

「ユウヒ、避けろ」

ん?ユウヒの姿が見えない。

「は.......?ユウヒお前、」

目に入ったのは敵に吸収されている途中の姿、

手と足がどんどんやつにのみこまれていっている。

「ユウヒッ!!!!」

「お前、詠唱していた技とやらは打たないのか?」

その場にいる魔族は口を開いた。さらに声をだす。

「このユウヒとやらを殺したくなくばお前は

大人しく首を差し出すんだな」

「クソがぶっころしてやる。結局ユウヒは

お前が吸収したから戻ってこないんだろうな」

「よくわかったな、だが少し違うな戻る?

生きている?バカなことを考えるな。

すでに『この世界』には存在しない。

だが真似ることはできるぞ」

魔族はユウヒの姿に擬態した。

撃たなければ殺される、しかし撃てない、アイツを

撃てない。だけどやるしかない。

「あの世でユウヒに詫びろ」

分離する世界の理(ウラストリスカナリア)

技を放つと真っ直ぐユウヒの姿をした魔族に

直撃する。この技は魂を分離することが可能だ。

癒着した魔族とユウヒの魂は分離され俺の体内に

入って行った。

魔族には重傷を負わせたが俺も限界だ。

立てない俺をなんとか仕留めようと魔族が足を引きずりながら歩いてくる。目の前にくると、

魔力を放つ準備をして、口を開く。

「さらばだ人間よお前は強いが甘かったな」

手のひらを俺の心臓に向け更に口を開く

「さらばだ、疾風カイト」

???「お前がな」

「お前はs....」

目を閉じていた俺は助けてくれた?人の姿を見られなかった。その後駆けつけた先生たちに保護された。




「確かこれで良かったんだよな」

白い髪の男は呟きどこかに消えて行った。








 








夏休みサイコー

また投稿します

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