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いつも通り
ふと隣に居る姉が気になり顔を覗けば目が合った
「優斗を弟以外と思うわけないじゃん!あんたは私の弟なのそれだけよ」
いつもの明るい笑顔に迷う事は無いと勇気づけられた気がした
「茜姉ちゃんはこの事知ってたの?」
「そうね...私も十六の時に聞いていたの私の場合は物心付いてる時に優斗が来たからうっすらと気付いてはいたけどね」
姉は真実を知っても何一つ変わる事なく側に居てくれた事を知るとありがたい気持ちにもなる
パンパンと母が手を叩きいつもの笑顔を見せながらケーキを運んでくる
「重たいお話をして優斗を混乱させてごめんね、今日は貴方の十六歳の誕生日お祝いで今日を締めましょう」
「ああまた聞きたい事あるならばいつでも話す、今日は優斗の大人に向かうお祝いだ、おめでとう」
「おめでとうね優斗」
「優斗その苺ちょうだい」
人生何があるかわからないし自分がその立場になる事も想像していなかった
なぜなら家族はずっと暖かく包んでくれていたんだから寂しさは無い
用意されたケーキに火の付いた蝋燭を吹き消し祝う家族に今は幸福感と少しの恥ずかしさを感じる事にした




