プレゼント探しに
後ろから二人に声を掛けてきた聞き覚えある声
「ん?鹿島さん?」
「あ!鹿島ちゃん!」
そこには昨日ぶりに会ったクラスメイトの鹿島さんがちょこんと立っていた
「どうしたの二人で〜さっきから難しい顔してたよ〜」
のほほんと鹿島さんは二人に感想を述べてくる
同級生の女子に外から見られた己の姿にちょっと恥ずかしい
福羽も少し顔が赤い
見られては仕方ないので事の経緯を鹿島さんに話す
「なるほどねーお店…と言うか柊君のお父さんお母さんに感謝のプレゼント選びか〜」
むむむ、と顎に手を当て鹿島さんも考えてくれる
「どんなのが良いか俺も柊も悩んじゃってさ」
福羽もお手上げだと手を上げ顔を振る
「ん〜二人で選ぶから迷うんじゃない?二人で一つにしたら良いんじゃないかな!」
パッと笑顔を輝かせ鹿島さんは提案してきた
確かに二人で一つを選ぶなら金額的にも引き上がり選べる幅が増えてくる、何故気付かなかったんだろう?
「おー!確かにそれ良いよ鹿島ちゃん!な?柊?」
福羽も一致したようだ
「それじゃあ金額的にここまで上げれるからスルーした店も見れるな」
「よし!引き返すか!」
「行こう〜!」
ん?
鹿島さんも拳を上げてる…?
「私も行く〜どうせ暇だったし面白そうだもん!女子目線も入れたげるよ!」
ノリノリになっている鹿島さん、お時間頂いちゃって良いのか?
「鹿島ちゃん本当にありがとう!よろしくお願いします!」
福羽もノリノリになってる…まあでもこんな経験初めてだし楽しみではある
「じゃ、二人共行こっか」
なんだか二人ノリノリで小躍りしてる鹿島さんと福羽に声を掛けて店を求めて歩き出した
店を探し出して数分、早速鹿島さんの女子感覚が冴え渡る
「まずはプロファイルからね、柊君のお父さんお母さん昨日見た時若く見えたけど何歳なの?」
自分に無い全くの別方向からで目が丸くなる
「え?…えっと、四十代」
「ふむふむ、飲食店やってるから匂いが強いのはダメねー四十代、まだまだ若いけど若すぎず気負わないモノ…消え物が無難だけど今回は特別な二人からの物なら…」
ブツブツと考えだした鹿島さんを見て、福羽と一緒にぽかんとしてしまう
「おい、柊、年代だけで俺達の知らないとこまで行っちゃったよ鹿島ちゃん」
「うん、自分達はプレゼント選びがふんわりしすぎだったのかもしれない」
この小一時間悩みまくっていたが答えを導き出すには情報からの深掘りとビジョンが足りなかったようである
鹿島さんはニコリと笑い「ちょっとアテがあるよ」と歩き出し二人で付いて行った




