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紡ぎ紡がれこの店で  作者: かずや


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終業式

「夏休みだー!」

 クラスメイト達の歓喜が響く本日終業式

 やはり嬉しいものは嬉しい

 皆の解放感に感化される中でひとしきり喜びを終えた福羽がやってきた

「いやー柊ついに来たなぁ!」

 彼はなんとか補習も免れ無事に夏休みのスタートを切れるのだ、喜びも人一倍強いのだろう

「でも福羽良かったのか?うちのバイトとして一週間も」

 そう両親に話をした臨時バイトだった

 十周年イベント当日だけのつもりだったが、せっかくなら夏休み始まりの一週間店に入り慣れた状態でイベントを迎える提案が出て福羽は快諾したのだ

「俺はありがたいよ!この夏バイトしたかったし父ちゃん母ちゃんも背中押してくれたし!」

「まあそっちが良いなら問題無いが…」

 日程としては明日明後日の休み後五連勤となる

 丁度今日から一週間後に店は十周年のイベント日となるが、連勤最終日に一番忙しい日であろうというのはバイトとしては一般的に嫌になるのではと心配である

「柊も一緒だし大丈夫大丈夫!あ、クラスの皆にはグループでカウントダウン連絡してくからな」

 (まあ色々大丈夫そうか…)

 勢いに任せてやるのもたまには良いかもなと働く店つむぎ亭について情報を共有しながら、何人かクラスメイトも混じり語り合っていれば最終下校の時刻を迎えていた


 夏が始まる

 暑くなった外を眺め夏休みを迎えた


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