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ありがとう
家族会議を経て自分に下されたミッション
来店人数と時間帯分布の聴き取り
わいわいと賑やかなクラスを見て探し人を見つける
「福羽」
「ん?柊どうした?」
「実はな――」
「――なるほどな、確かにお店に迷惑掛けちゃうかもだし任せろ」
頼もしいなと思った途端に福羽は動き出した
「おーい皆こないだの柊の店イベントで話あってなー!」
とんでもない行動力と集客力に面食らってしまう
「どうしたどうした?」
「店行くよー」
「なになにー?」
一瞬で人が集まり福羽が経緯を説明する、もはや演説のようだ
そしてそのまま何人かのクラスメイトが役割分担までしてくれてクラスのほぼ全員を網羅してしまった
(一人一人話そうとしてたのが馬鹿みたいだな…)
僅か数分で解決してしまった福羽に恐怖すら覚えながらも感謝で一杯である
「じゃあドリンクチケット出来たら皆に配布するから…皆ありがとう」
最後のありがとうが自然と口から出た
店に来てくれる事にだろうか?それともこんな自分に対して協力してくれる姿勢にだろうか?
心の底に芽生えたくすぐったい気持ちが何なのか気にする間がなく授業が始まった




