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終わるわけが…
「あっれー。」
灯が拍子抜けした声を漏らした。
「そりゃ予測はしていました。」
春が適当に返す。
灯は首を傾げる。
「え? 神殺したよね。」
「はい。」
「なんで刻印残ってたり、能力まだあるの?」
春は小さくため息を吐いた。
「計画性が無いですよね。やっぱり灯さんは。」
「違うし。」
灯は即座に否定する。
春は興味なさそうに続けた。
「理想論だけ言う所に惹かれたんですかね。」
灯が目を輝かせる。
「え? 惚れた?」
「文脈的にべシュルツでしょう。」
「ちぇー。」
春は呆れたように肩を竦めた。
「ゆで卵は生卵には戻りません。以上です。」
「無駄じゃんー。」
「生卵をゆで卵にする神が居なくなったので、そのうち時間が解決しますよ。」
灯は少し考える。
「どのくらい?」
「百年くらいですね。」
沈黙。
灯が空を見上げた。
「世界滅ぼそうかな……。」
春は真顔だった。
「実現可能な事を冗談として言わないで下さい。」




