表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
47/119

神様の優しさ

神様の優しさ

空を飛びたいと願えば、

足や臓器が変質し、肉体は羽のように軽くなる。

代わりに、内臓は重力への耐久を失い、ゆっくりと臓器不全を起こす。

人に騙されたくないと願えば、

他人の心を読めるようになる。

そして、人間がどれだけ嘘を吐く生き物かを理解し、人を信じられなくなる。

運が良ければ幸せだと願えば、

周囲の幸運を無意識に吸い取る存在になる。

自分だけが上手くいき、気付けば誰も隣に居なくなる。

死にたくないと願えば、

魂は肉体から離れる事を許されなくなる。

身体が壊れても、感覚と意識だけが永遠に残り続ける。

誰かを守れる力がほしいと願えば、

あらゆる危害を許さぬ獣へと変わる。

守るために、人間性から失っていく。

努力が報われてほしいと願えば、

報われるまで努力を止められなくなる。

例え、その先に死しか無かったとしても。

過去を無かった事にしたいと願えば、

“過去を持つ自分”そのものが世界から消える。

周囲の記憶からも、記録からも、二度と思い出されない。

家族を生き返らせてほしいと願えば、

死体を意のままに操れるようになる。

まるで、生きているかのように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ