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第九十一章 Back in the King’s Council Room
そうして、わたしたちはサカマシュへと戻り、主人のいない王の間で、ことの顛末を話した。
ハカル王とサミュラカアンの繋がりのこと、作戦が全て筒抜けだったこと、ハウカヤル川に広がった炎がサカマシュとガタァランの全ての兵を飲み込んだこと、ハカル王の死のこと、ラガナルの逃亡のこと…。
にわかには信じ難いが、わたしたちの語り口に真に迫るものがあったのか、誰も表立って疑いを挟まなかった。
そして、わたしたちが話し終えると、頃合いを見計らったかのように来客があった。
あろうことか、現れたのはラガナルだった。




